しっぽり夫婦の秘密…?
目の届かない場所がない!
『狭い家』と『汚い家』はチガウ。
強制的(?)にシンプル・ライフ!
毎月、お給料明細を見ながら「あと5万とは言わない…あと2万、お給料が高かったらなァ~…」的な呟きを漏らしたことのあるヒトと同じくらい、「ウチに、あともう1部屋あればなァ~…」と思っている方って結構多いのではないかと思います。
どちらもササヤカな望み…なのにナカナカ叶わない。たかが1部屋といっても値段をつけるとバカにはなりません。東京郊外で2DKのアパートを3DKに借り換えると家賃にして1~3万円の差が、2LDKの分譲マンションから3LDKに買い換えるとなると、なんと1,000万円もの差が生じてしまうもの!
「ウチが狭くて…」という言葉にはえてして自己卑下感が漂いがちですが、しかして、ホントーに『狭いウチ(家)』というのは“良くない”モノなのでしょうか???
今回はガイドが見聞してきた様々な住まいのなかの、素敵な『狭い家』エッセンスをお届けします!
■しっぽり夫婦の秘密…?
おなじみ(?)フニワラさんが新婚時に借りた部屋は1LDK(記事『新婚新居は家賃との戦いだ!の巻』参照)。台所から居間まで一続きの1部屋と、隣接した和室(寝室)という間取りです。これって、ちょっと、狭い…? (かなり狭い?) でも新婚夫婦にはちょうど良かった! なにせケンカをしても「逃げ場がない!」。
とはいえ上には上がいるもので、なんと『ワンルーム』で夫婦2人暮らしている知人も東京には数ケースあるのです。ワンルームの利点としては、駅近物件が多いこと、家賃がかなりリーズナブルなことなど挙げられますが、その他にも「無闇にモノを増やせないので身の回りがシンプルに」「光熱費が安く済む」など経済的メリットも見逃すことはできません…!
しかし! 一番気になったのは各々「やたらと夫婦仲がいい」現象!
とうに新婚とは呼べない間いっしょに暮らしていてもです。「ふたりでワンルームなんて、ストレス溜まらないの?」と皆一様にフシギがりますが、片方(或いは双方)が会社勤めなどをしている限り、実際一緒にいられる時間というのは、ほとんど「食事のときと、眠るときだけ」なんですよね。考えてみれば!
来客ダイジョーブ? といっても、自宅で宴会など、そうそう開くわけでもない。ちょっとした仕事をしたり、読書をしたり、アイロンをかけたりなどの作業も、お互い干渉し合わなければ同室でこなしたって全然邪魔には感じないものなのだそう。
確かにお互い隠し事としての「プライバシー!」は持ち辛いかもしれません。でもふたりで暮らす『ワンルーム』って、ちょっと愛の『巣』ぽくって、なんかイイ感じでしょう?
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