ホテル篭りにおすすめのホテル
さて、どこのホテルを選択するか。景色も考慮して今回は高層階の客室が望ましい。都内のホテルの高層階からのビューを愉しむことをプライオリティ。
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ストリングスホテル東京インターコンチネンタルから。眼下に見えるのはいくつもの路線が交差する品川駅 |
まず意外なパノラマ眺望が楽しめるのが品川の「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル(旧ストリングスホテル東京)」。26~32階に位置する客室からの眺望は実に素晴らしい(あまり景色が素晴らしいと、本来の目的である読書が疎かになる可能性もあるのだが)。品川から都心部を見る景色は案外と珍しく、真下には品川の広大な停車場が見え、夜になると夜行列車の汽笛が聴こえるのがとても旅情を誘ってくれる。
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圧倒的な眺めを誇る、マンダリン オリエンタル 東京自慢のレセプション |
この逆の景色が高層階から楽しめるのが日本橋の「マンダリン オリエンタル 東京」。こちらからは林立する高層ビル群をぬって、運が良ければ朝夕別々の表情をみせてくれる富士山も望める。それぞれ両ホテルとも高層階からの素敵なビューを静かに愉しむ究極のリラクゼーションタイムに浸るのも一興。
ガイドの友人のホテルラヴァーズは、なんとプルーストの長編(全13巻にも及ぶ超長編)『失われた時を求めて』を2週間ホテルに長期滞在して読破したというエピソードもある。