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都内随一! 帝国ホテルのクリスマス(2ページ目)

12月も中旬に入り、街はすっかりクリスマス。どこのホテルも自慢のイルミネーションに特別メニューを掲げていますが、今回は都内随一とガイドが自信を持ってお勧めする帝国ホテルのクリスマスを取り上げます。

村上 実

執筆者:村上 実

ホテルガイド

都内随一! 帝国ホテルのクリスマス

2007年にリニューアルを終えた帝国ホテル外壁のイルミネーション

12月19~25日の期間限定で楽しめるクリスマスアフタヌーンティー3,150円
一方、都内のホテルだが、毎年必ず写真に収めているのが帝国ホテルメインロビーのクリスマスツリー。とても大きなもみの木で、洗練された飾り付けが印象的なツリー。写真は多くのゲストにとっては恒例なのか順番待ちの呈。

最近はクリスマスリースをホテルのギブアウェイ(土産品)として用意するホテルも増えてきて、ガイドの家のリビングにはいろいろなホテルのクリスマスリースが玄関からリビングまでそこかしこに飾られている。

クリスマス時期のホテル内レストランは一層華やかな雰囲気になる。どこも赤白に縁取られた飾り付けがなされ、ジングルベルなどこの時期ならではのBGMが一層気分を盛り上げてくれる。

さて、「何故、クリスマスに七面鳥を食べるのか?」案外と知られていないこと。俗説ではあるが、こんなエピソードがあるらしい。

「1620年、メイフラワー号でアメリカに移り住んだピューリタン(清教徒)が、初めて収穫祭の時に食べたのが野生の七面鳥での肉。これがヨーロッパにも伝わり、クリスマスに七面鳥を食べるという習慣が出来たと。この風習を日本に持ち込んだ、七面鳥の替わりに使われたのが鶏だったそうで、その後日本ではグリルしたチキンがクリスマス料理の代名詞になったという」

そういうことだそうだ。七面鳥のやや癖のある味は捨て難いもの。これに自家製のジャムなどを添えて供されるガイド自慢の母の作るクリスマス料理は最高の楽しみでもあった。

ルームサービスのシャンパンセット
いまは家庭料理を継承するようなライフスタイルが段々と少なくなってきているが、この伝統はレストランではきちんと踏襲されている。かつて帝国ホテルの総料理長として一世を風靡したムッシュ村上氏の連載を担当していたことがある。その折に、ムッシュに「クリスマス料理は実にバラエティがあって楽しい料理がいっぱいあります」と教えられたことがある。

クリスマスは特別な行事。飲み物にも一工夫してみたい。普段シャンパーニュを飲んでいる方であれば、オレンジジュースをミックスしたミモザやピーチジュースをカクテルしたベリーニ、あるいはポピュラーなキールロワイヤルといったスタイルでクリスマスを盛り上げるのも楽しみの一つ。

<関連リンク>
インペリアル クリスマス 2008(帝国ホテル)
帝国ホテルのクリスマスケーキ2008
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