バーの世界にも季節がある!?

ミントの刺激が心地いい、シャンパンジュレップ
さて、8月も下旬に入ったがまだまだ暑さが厳しい残暑。バーの世界にも季節はある。というよりバーの世界ほど季節を感じさせてくれる場所もない、本気でそうガイドは考えている。バーの四季、春夏秋冬それぞれに季節のフルーツを使ったカクテルがあり、それを楽しむのも一興。夏の香りを運んでくれるピーチ、このピーチとシャンパーニュのコラボレーションはいかにも夏らしい。何かの機会にアペリティフ(食前酒)のアイディアに困ったら、是非、このピーチシャンパーニュをお奨めしたい。これは男性でも女性でも恰好良いイメージ。

女性も飲みやすい! ゆずモーニ
ガイドは少し捻くれているので、スコッチやバーヴォンよりは“白物”が好きな傾向がある。外の光がある間はジンやウオツカが好きだ。ジンリッキー(タンカレー)とウオツカトニック(ズブロッカ:かやの草のエキスを漬けたウオツカ、ロシア語で野牛をズーブルということから訛って付けられた名前)は好み。このレシピはあまり季節に関係なく、一年中呑んでいるけど。

今回はちょっとコートダジュール風、それもモナコとかニースのイメージではなく、もっと片田舎のイメージでお奨めのバードリンクを。その名もぺルノー、リカール、いずれもウィキヨウ(八角)から抽出した独特の香りをイメージさせる“地酒”。初めてこの香りを嗅いだ友人は、「セルロイドみたいな香り!よくこんなお酒が飲めるわね」と。確かにマニアックな酒であることは間違いない。いろいろなバーを覗くが、この酒を手にしている御仁には滅多には会わないぐらいだから……。

実はこの酒、アブサンの親戚、ゴッホやレンブラント、つまり酒に溺れた芸術家の代名詞みたいだけど、もともと人間を壊すほどの酒といえばアブサンがそのシンボル。これの近い親戚だからぺルノーリカールも可なりの曲者。呑み方次第だが、ちょっと度を越せば大変なことになる。

映画のワンシーンを演じるなら、やはりシガーを嗜みたい
ホテルバーの世界に話を戻そう。お酒を優雅に嗜む、これは案外出来そうで出来ないこと。ときどき海外のホテルバーで、「まるで映画のワンシーンを思わせるような恰好良い男だ」と感じさせる場面がある。皆さん、バーの似合う大人になれますか?


閑話休題。「G1」のこぼれ話をもう一つ。このバー、実は館内にあるレストランの料理をアレンジしてメニュー化しているというのだが、これがなんとも素晴らしい。会議が長引いて、飯抜きでそのままバーに直行という場合なんかが結構あるので、そんな時は酒も飯も十分に楽しめるバーでもあるというお話。

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■ホテル西洋銀座 
所在地:東京都中央区銀座1-11-2
TEL:03-3535-1111 FAX:03-3535-1110

■メンバーズバー「G1」
営業時間:月~土曜日17:00~24:00/祝日17:00~23:00
定休日:日曜
入会の問合せ:ホテル西洋 銀座 会員事務局 TEL:03-3535-8775(直通)

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