建築家・隈研吾が語る、ホテル論

Great(Bamboo)Wall
吉永さゆりさん出演のCMでお馴染み。オンエア時には撮影地への問い合わせが殺到したことも
先日、取材で隈研吾氏にインタビューする機会があった。隈氏は知る人ぞ知るという建築界のプリンス。彼の作品、『Great(Bamboo)Wall』(竹の家)は日本で流されているTVCMであまりにも有名になった。北京市郊外の万里の長城近くに建てられたこのアジアンチックな建物は、液晶テレビ「AQUOS」のロケ地になったという背景があるからだ。

彼が挨拶もそこそこに、「多分、いま僕が中国で一番有名な日本人です!」と言う。実は、今夏の北京オリンピックのプロモーションビデオ(これは世界的な映画監督のチャン・イーモ氏が手掛けている)が毎日繰り返し中国全土で流されているのだが、何とこのファーストシーンに登場するのが「竹の家」なんだという。このことによって、隈氏の名前は中国全土に響き渡ることになったというエピソード。年間200日はホテル暮らしという猛者だけに独自のホテル論を伺うことになった。

「世界中のホテルを泊まり歩いてきましたが、やはり建築家の本能があって、素晴らしいホテルを嗅ぎわけます。スノッブなホテルであればパリの『ホテルコスト』、ロンドンであれば『サンダーセンホテル』、NYはたくさんありすぎて困ってしまうけど敢えて挙げれば『マンダリン』と『ハドソン』。いずれ東京でもホテルラヴァーズ(ホテルジャンキーよりももっと大人の雰囲気を持ったホテル大好き人間)の口に上るようなスタイリッシュなホテルが出来ると嬉しいですね」

その通り! きっと近いうちに、イアン・シュレーガー(NYの「モーガンズ」や「パラマント」など多くのブティックホテル※を手掛けてきたホテルデザイナー兼プロデューサー)が手掛けたTOKYOの御三家ホテルというトピックスを耳にすることもあるだろう。

※ブティックホテル……お洒落なデザイナーズホテルをニューヨーカーはこう呼ぶ。

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