microSDHC+SDHCカードアダプター+CFアダプターでは?
もうひとつ、やっておくべきテストがあった。microSDHCをSDカードアダプターに挿した上で、さらにCFアダプターに挿してのテストだ。
3種のアダプターでmicroSDHCもテストしてみた。 |
3つのCFアダプターのいずれも、筆者の手元にあった512MB・1GB・2GB・4GB・8GBのmicroSD、microSDHCで動作した。
実は6GBも手元にあるのだが、これは携帯電話で使っているのでテストを忘れてしまった(笑)。
microSDで使用する場合に、速度以外に大きな要素がひとつある。
SDカードの挿入方法だ。
CR-7000とSDHC-CFADはSDカードをそのまま挿すだけである。
一方、BN-CSDACP3はいわゆるプッシュイン/プッシュアウト方式を採っている。
つまり、一般的なSDカードを採用したデジタルカメラのように、カードを押し込んでロックするタイプだ。
取り出す際にも一度、押し出してバネで排出するというタイプになる。
microSDをSDカードアダプターに入れて、さらにCFアダプターに入れる場合、この抜きやすさが大きなポイントとなるのである。
CR-7000とSDHC-CFADは、SDカードアダプターからmicroSDだけが抜け出る可能性が非常に大きいのだ。
これはいくら言葉を費やしても空しいので、下の画像を見ていただきたい。
SDカードアダプターが抜けなくなってしまうという罠にかかった図。 |
とまあ、このようになってしまうのだ。
BN-CSDACP3はSDカードの老舗であるパナソニック製らしく、この欠点をうまく解消している。
その分、やや高価になってしまっているわけだが。
BN-CSDACP3はプッシュアウト式を採っているので問題なし。 |
SDHC-CFADの製品情報ではmicroSD、miniSDをアダプタを介しての使用は非推奨となっている。
実際、ベンチマークを取る際や動作確認の間にも何度かmicroSDHCだけが抜けるということがあった。
コツを掴めばなんとかならないでもないが、そこまでリスクを冒してまで使用するまでのものではないだろう。
なお、BN-CSDACP3の製品情報ではmicroSD/microSDHCもしっかりとアダプターによって対応可能と明記されている。
さて、それではベンチマークを取ってみるとしよう。
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