豊富な編集モードを搭載

いわゆるRAW現像ができるようになるなど、ボディ内の編集機能が充実しているのもD40xから大きく進化した点だ。
RAW現像は他社同クラスでも搭載している機能ではあるが、D60の編集機能はその他にもさまざまな機能を持っているのだ。簡易レタッチ機能や光源に輝きを加えるクロススクリーンなどの複数のフィルター効果もある。また、D-ライティングを後付で行うこともできる(これはD40でもできた機能だが)。

クロススクリーンを適用しようとしているところ。

それらの編集機能のうち、もっとも筆者が楽しんだのはストップモーション機能であった。
最大で100枚までのものしか作れないが、簡単にアニメ風の画像が本体のみで作れるのはなかなか面白かった。誰でも"The wizard of the speed and time"になれるといったところか。
なお、保存はAVI方式で行われ、Windows Media Playerなどで見ることができる。

縦位置には縦の表示があたりまえ

昨今のデジタル一眼レフの例に漏れず、D60でも多くのステータスを液晶ディスプレイ内に表示している。
このステータス表示が、縦位置にして撮影するときには縦に表示されるようになった。
画像に縦位置で撮影されているか否かの情報を与えるためのセンサーがあるので、それを応用しただけの話なのだが、アイディアの勝利だといえるだろう。

このように縦位置では縦にメニューが表示される。

多くの設定がメニューを開くことなく、この液晶ディスプレイからダイレクトに変更できるのも昨今のデジタル一眼レフのお約束。
D60の場合は左下のボタンを押すことで液晶ディスプレイのメニューにアクセスできる。
イマイチこのお約束に馴染みきれていない筆者は、ドライブモード変更を探して右往左往してしまったことを告白しておこう。

なお、ファインダー倍率(用語解説)は0.8倍のまま。
直接のライバルと目されるEOS Kiss X2が0.87倍になったこともあり、この点ではやや不利と言わざるを得ないところか。

ファインダー周りはD40xとほぼ同一の仕様。

レンズ制限はD40/D40xと同等

おっと、これを書くのを忘れていてはいけない。
D40/D40xと同じく、ボディ内にレンズ駆動用のモーターを搭載していないため、AF-S、AF-Iレンズでなければオートフォーカスを利用できない。
現状では多くの単焦点レンズが使うことができないので、その点のみ注意が必要だ。

D40xに足りなかったものを足してみたデジタル一眼レフ

ベストセラーになったとはいえ、D40/D40xにはかなり足りない機能があったことは確かだ。
手ぶれ補正機構をはじめとして、他社エントリークラスであればできることができないということがいくつかあった。
今回、D60を使っていてそういった不満はほとんどなかった。
あえていうのであれば、ライブビュー撮影くらいなものか。
D40xに足りなかったものを足してきた、しっかりとしたエントリークラスというのがD60に対して持った印象だ。

D60 実写画像&スペック

・Page1 D40xと違う部分は……?
・Page2 アクティブD-ライティングを試してみた
・Page3 エントリークラスにこそ手ぶれ補正は必要だが……
・Page4 キットレンズは新設計!
・Page5 D60 スペック&実写画像