デジタルカメラ/デジカメ関連情報

勃発! 1200万画素デジカメ大戦!(2ページ目)

コンパクトデジカメもついに1200万画素の時代に突入。デジタル一眼レフを買うほどではないけど、できるだけ高画質が欲しい……というようなユーザーにはどれが向いているのか? 発売されたて3機種を徹底チェック!

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

焦点距離から見えてくるコンセプトの違い

さて、大きさ的にはほぼ同一、値段も大差なく、すべて手ぶれ補正機構を備えているこれら1200万画素のデジタルカメラである。
しかし、詳細に見ていくとそれぞれコンセプトの違いが透けて見えてくる。
まずはレンズを見てみるとしよう。

35ミリ換算の焦点距離を比べてみると、なかなか面白い事実が見えてくる。

製品名35ミリ換算光学ズーム倍率 EX-Z120037-111mm相当3倍ズーム DMC-FX10028-100mm相当3.6倍ズーム DSC-W20035-105mm相当3倍ズーム
もっともノーマルなのがDSC-W200。DMC-FX100はLUMIXシリーズのウリでもある広角ズームが搭載されている。EX-Z1200はやや望遠側に振っているのがわかる。
とまあ、文字で書いても分かりにくいので、実際の画像を見ていただこう。

EX-Z1200のワイド端、望遠端。

DMC-FX100のワイド端、望遠端。

DSC-W200のワイド端、望遠端。

といったわけで、それぞれがどのような傾向があるのかわかっていただけたのではないだろうか。

特に室内ではDMC-FX100が撮りやすいという感触があった。逆に屋外でズームを効かせて撮影するときには食い足りないというのが実感。
逆にEX-Z1200は少なくともテスト中に室内で撮りにくいというまでのことはなかったが、パーティなど横に広がっているものを撮影する場合はまた別だろう。望遠側では「意外と寄れるな」というのが感触。DSC-W200ではまさにその中間。
数字ではわずかな違いとなるが、感覚的にはかなり違いがあるはずだ。

ユーザー個々の使用用途によっても求められるレンズは異なってくる。
屋内用途が多ければ広角に強いものを――というようになりがちだが、たとえば展示会などの展示物を撮影する場合は望遠に強いほうが好まれる。
そのあたりの使用用途をよく考えて参考にしていただきたい。

次ページではマクロと手ぶれ補正機構をチェックしてみよう
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