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ホワイトバランスをAUTO以外で使う理由とは(2ページ目)

デジタルカメラのもっとも便利な機能として挙げられるオートホワイトバランス。どんなシーンでもあるていど綺麗に仕上がってくれる機能だ。しかし、逆に雰囲気を出そうとするとこの機能が邪魔になることも……!?

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

元の色を活かしたいときは太陽光に設定せよ!

ホワイトバランスによって起こる問題は、ホワイトバランスによって解決することが可能だ。
ホワイトバランスの設定を『太陽光』にすることで、元の光源の色を活かせるのだ。
やはり、言葉を重ねるよりもここでも実際の画像を見ていただいたほうが手っ取り早いだろう。

今回はEXILIM EX-Z850を使用して、上からホワイトバランスの設定を『オートホワイトバランス』、『白熱灯』、『太陽光』にして撮影してみた。


オートホワイトバランス

ホワイトバランス『白熱光』

ホワイトバランス『太陽光』

今回はコーヒーカップだけの撮影となっているので、太陽光に設定した写真はオレンジが効き過ぎているようにも思えるかもしれない。しかし、店内全体の雰囲気を表現するのであればこのくらい強調されていても問題ないはずだ。

この太陽光を選択することによる色の活かしかたは、そこそこ応用が利く。
たとえば誕生日でロウソクを吹き消すような場面を高感度で撮影する場合も、同様にホワイトバランスを太陽光にするとロウソクの炎の雰囲気を活かした絵作りができるのだ。

夜景を撮影する場合などでも、同様に使えることが多い。
一度、ホワイトバランスをオート以外にしてみるとさまざまな効果があることに気がつくはずである。
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