偽物かどうかはあっさり判別できる
実は見分けかたは非常に簡単。PCカードのプロパティに表示されているコントローラーがサンディスクではなければ、偽物だ。
▲表示されているコントローラーがサンディスク製。 |
これが偽物の表示ではこのようになる。
▲えーっと、HYPERSTONE? |
問題としてはUSB接続のカードリーダーではこの表示は出ないので、見分けかたがないということになりかねない。
最悪、PCショップなどの店頭にあるノートPCなどで確認するという手がないではないが(店員には一言、断ってからやるようにしていただきたい)。
偽物をつかまされないようにするためには?
このような偽物をつかまされないためにはどうすればいいか。これら偽物のメモリーカードは、前回の偽メモリースティックPRO Duoを含め、中国人ブローカーによってオークションで売買されていることがほとんどであるようだ。
市価をきっちりと調べておき、極端に安いものは購入しない。あるいはストアマークのついているところ以外からは購入しないというようにしてしまってもいいだろう。
これをやってしまうと、個人による中古カードの売却がかなりやりにくくなってしまうのではあるが……。
対策はやっているというが……
サンディスクの日本法人、および本社でも偽物問題は把握しており、対策班を組んで刑事的なものも含めて対応をしているという。ただ、どうしてもイタチごっこになってしまうのが現状であり、そのことには頭を悩ませているということだ。
基本的にはユーザー側が偽物の存在をしっかりと把握して、偽物をつかまされないようにするのが一番の対策であるといえるだろう。
特にサンディスク社製のCFを購入するということは、堅牢性・信頼性を期待しているということが少なくない。少なくとも筆者がサンディスクのコンパクトフラッシュに期待しているのは信頼性だ。
偽物をつかまされるということは信頼性に欠けるということでもあり、どれほど安くてもお勧めはできかねる。
なお、今後もAllAboutデジタルカメラガイドでは、偽メモリーカード問題についてはウオッチを続けていく予定です。
情報収集も行っていますので、ぜひ下記の『この記事への感想を書く・読む』やトップページの『問い合わせ』からご連絡ください(※現在停止中)。
ただし、偽物をつかまされた場合等の個別のご相談に関しては返事をいたしかねます。ご了承ください。
・Page1 偽物はメモリースティックだけではなかった! ・Page2 どっちのCFショー! ・Page3 ……遅! ……あれ? ・Page4 判別方法は意外と簡単 |
|