半押しでAFロックは基本中の基本
博士 「ところで弥生くん、オートフォーカス(以下AF)という言葉は知っているかな?」弥生 「博士、『以下AF』まで口に出さなくても原稿に書けば大丈夫です!」
博士 「そういうことこそ言わんでもよい」
弥生 「AFくらい知ってますよ。カメラが自動でピントを合わせてくれる機能ですよね」
博士 「うむ、それではAFは好きな場所でできるのは知っていたかな?」
弥生 「でも……どうやってですか? わたしのカメラだと、カメラが勝手にピントを合わちゃうんですけど……」
最近のコンパクトスタイルのデジタルカメラは、多くのものがマルチエリアオートフォーカスというような形で、カメラ側がピントを合わせるべき対象を決めてくれます。
多くの場合では、これがうまく働いてくれるのですが、機械のやることなのでどうしてもミスが起きてしまうことがあります。
記念撮影などでの中抜けというのは、デジタルカメラがピントを合わせる場所に関して間違った判断を下してしまったという場合に起きがちです。
多くの場合では、これがうまく働いてくれるのですが、機械のやることなのでどうしてもミスが起きてしまうことがあります。
記念撮影などでの中抜けというのは、デジタルカメラがピントを合わせる場所に関して間違った判断を下してしまったという場合に起きがちです。
▲この場合、右側に表示されている枠にピントがあっている。 |
博士 「うむ、そこじゃ」
弥生 「どこです?」
シーン。
博士 「……往年のギャグじゃな。えーっと……まず、弥生くんのデジカメだと……メニューを出して、この『AFモード』という項目を変更してみてくれたまえ」弥生 「えーっと、どのモードにすればいいんですか?」
博士 「四角の中心に小さな四角があるモードじゃな」
▲これはLUMIX DMC-FX8の場合。 |
博士 「デジカメによっては『AFエリア⇒スポット(センター)』とかあるいは「メニューから『AiAF』を切る」というようにして設定する場合もあるんで気をつけて欲しいところじゃな」
弥生 「博士! どこを向いてしゃべってるんですか?」
博士 「おっと、設定はできたかね?」
弥生 「できましたけど……これでどうなるんです?」
博士 「うむ、これで液晶ディスプレイに写っているものの中央だけにピントが合うという設定になったんじゃな」
弥生 「えっ? それじゃダメじゃないですか! 全然思ったところにピントを合わせることなんてできませんよ!」
博士 「それはそのまま撮った場合の話じゃ。ちょっと撮り方を工夫すればいいだけのことなんじゃよ」
弥生 「撮り方……ですか?」
果たして工夫した撮り方とは!? いよいよクライマックス!
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