FAT32に対応しているデジタルカメラは数えるほど!
すべての4GBのSDカードが持っている大きな問題。それはほとんどのデジタルカメラで動作確認が取れていないことだ。
それだけなら大したことはないと考える読者もいるだろう。
たしかに多くのメモリーカードでは特別に動作確認をしていなくとも、使えるということがほとんどだ。
しかし、この4GBという容量そのものが、高い壁としてデジタルカメラの前に立ちはだかっているのである。 4GB以上の容量(正確には2GBよりも大きな容量)を扱うためには「FAT32」という規格に対応していなくてはならない。
しかし、SDカードを採用しているデジタルカメラでFAT32に対応しているものは、数えるほどしかないのである。
現在、トランセンド側でも動作確認の取れたデジタルカメラなどを公表している。
しかし、その数は実に少なく、また最新のものでなくては対応していない。
2年以上前のものになるとほぼ全滅と考えたほうがいいだろう。
▲4GBのマイクロドライブも発売時に対応しているデジタルカメラは少なかった(写真は6GB)。 |
現実的に多くのデジタルカメラが対応するようになるのは、SDカードの規格提唱元である松下電器や東芝などが4GBのSDカードを発売した際になるはずだ。
大容量ということでつい買ってしまいそうになる製品だが、その前に少しだけ気をつけていただきたい。