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美しい記録を残すためのポートレート撮影術(3ページ目)

ポートレート撮影というと、レフ板やら照明やらといろいろな機材が必要になるので敷居が高いと感じるかたも少なくないはず。でも、ちょっとした工夫さえすれば機材がなくてもきれいな写真は撮れるのです。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

目に光を!

プロモーションビデオなどで、顔のアップになったときにハート型の光が目に入っている……というようなシーンを見たことがあるかたもおられるだろう。
あれがキャッチライトだ。
目の中に少女漫画ばりの光を入れるのであるが、これは多くの場合ライトを使うことで実現する。
しかし、照明なしでもキャッチライトを入れることはできるのだ。

用意してもらうのはコピー用紙を1枚。
なにはともあれ、写真を見比べてもらおう。

写真5

写真6

んー、このサイズに縮小してしまうと瞳のキャッチライトは見えないようだ。こちら大きな写真であればわかるので、そちらを参照してほしい。
下の写真がコピー用紙をかざしたものだ。意外とくっきりとキャッチライトが入っている
ここでのコツは──

 1)バストアップ以上のアップで使うこと
 2)紙をやや上に向けて充分に光を反射させること

 ──の2点だ。
 1)に関しては全身でもキャッチライトは入るのだが、やはり効果は薄くなる。アップの際にもっとも威力を発揮するといえるだろう。
 顔だけのアップにする際などは、紙を丸やハート型に切り抜くとその形がそのまま反映されるのでなかなか面白い効果になるはずだ。

 2)に関しては光の反射は一様ではないので、いろいろと試していただきたい。
 紙の位置は写りこまない範囲でできるかぎり被写体の近くにするのがベストだろう。

 最後にちょっとした工夫で美しく写せるようになるコツをふたつほど伝授しよう。
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