スマートメディアとは?
スマートメディアとは、東芝によって提唱されたメモリーカードのひとつ。
正式な名称はソリッドステートフロッピーディスクカード(Solid State Floppy Disk Card)。
その正式名称の通り、当初は次世代のフロッピーディスクとして策定された規格であった。
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スマートメディア(64MB)。
切手ていどの大きさで、厚さが1mm以下と非常に薄い構造になっているのが外見上の特徴。
コンパクトフラッシュやSDカード(用語解説)など他のメモリーカードと異なり、機器との接続に必要なコントローラーを内蔵しておらず、安価に作れるという魅力があった。
しかし、その特徴が仇となって容量が増加した際に、それよりも前に発売されていたデジタルカメラなどでは使用できないというようなことがよく起きた。
また、45mmx37mmという大きさが小型化が求められるデジタルカメラに向いておらず、また最大容量が128MBであるために、昨今ではほとんどの機器で採用されていない。
一応、仕様としては256MBのものも策定されたが、実際には製造されなかった。