●オークション用写真、綺麗に撮らせます
筆者の専門はポートレイトと風景で、物撮り(ちなみに「ぶつどり」と読みます)はさほど得意ではない。
が、デジタルカメラガイドになったことで否応なく物撮りをしなくてはならない状況となった。
こういった物撮りは独特の装備とノウハウが必要となる。
●立ちふさがる予算という壁
被写体はもちろん、デジタルカメラなどだ。
いままで必要があれば友人の物撮り用の設備を貸してもらっていたのだが、そうそう借りているわけにもいかない。
なんとかして自前で揃える必要が出てきたわけだ。
しかし、大きな問題が目の前に立ちふさがっている。
予算だ。
こういった撮影によく使われる業務用のリファーが3万円ちょっと、そして背景ホルダーが1万円というところだ。
この不況のご時世にサクっと4万円以上もの予算を使うわけにもいかない。なによりネタにならないではないか(笑)。
というわけで、自作してみることとした。
と、ここまで読んだ読者はこう思うのではないだろうか。
「こんなものを自作したところで、一般ユーザーにとっては使い道がないのでは?」と。
しかし、使い道は大いにあるのだ。
一般人が利用して、小物を綺麗に撮って他人に見せる必要がある場。
そう、オークションである。
オークション用の撮影セットとして、この撮影セット作成は役立つのだ。
最近はオークション用にこういった撮影用キットも存在している。
しかし、正直なところオークション用に6000円や1万円を払わなくてはいけないというのは敷居が高い。
費用対効果で考えたときに、元をとるのにどれだけかかるか……という問題もある。
物撮りに必要なものはどういったものかを考えながら、実際に撮影セットを作ってみよう。
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・オークション写真、綺麗に撮らせます
・物撮りに必要な条件は?
・工作開始!