●今年最大のベストセラー機をレビュー
今年早々に発売され、大ヒットとなったμ-10 DIGITALである。
レビューに関してもμ-20が発売された今となっては、いまさらという感はないでもない。しかし、この夏のボーナスにおいてはまだまだ強力な購入候補のひとつではあるといえるだろう。
基本性能は320万画素に3倍ズームという、実にイマドキのデジタルカメラである。今年の頭から夏にかけて、もっとも各社が力を入れているカテゴリーに属しているといえるだろう。
それに加え、μ DIGITALシリーズはは防滴処理を施されている。
もちろん本格的な防水とはいかないが、ちょっと濡れたていどではまったく動作に問題ない。
雨の日はもちろん、冬はスキー、夏はプールに海、果ては温泉などでも活躍が期待できるデジタルカメラだ。
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オリンパス光学機器 μ-10 DIGITAL定価50,000円市価(2003年6月現在)39,800円前後発売日2003年2月21日
●小さなボディの中に秘められたバランス
μ-10をはじめてみたとき、「ああ、オリンパスがいままでにないデザインを出してきたな」と感じた。
これまでオリンパスはデジタルカメラの世界で大きなシェアを持っているにもかかわらず、スタイリッシュという単語からはもっとも遠いところに存在したメーカーだった。
それがうって変わって、このデザイン。
さらにCMはタッキーこと滝沢くんを採用(これはC-40Zoomからではあるが)。つまるところ、いままでほとんど相手にしてこなかった女性層を強烈に意識しているのであろう。
そして、その目論見は成功したことはご存知のとおりである。
今年前半のベストセラーを挙げろといわれたときに、μ-10が入らなければウソだろう。なにしろ、一時期は在庫が完全になくなってしまうほどの人気であったのだ。
いわゆるIXY DIGITAL系のコンパクトさとは異なり、アールを重んじた作りのコンパクトさがユーザーに受けたということになるだろう。
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μ-10とμ-20を並べてみた。外見上の差異は、レンズカバーの色の違いのみだ。防滴処理が施されているので、メモリーカードを入れる部分もパッキングで固められている。茶色いカードカバーの存在意義がよくわからない……。
●フルオートで充分に発揮される性能
それでは肝心の画質をみていこう。
画像の傾向はほとんどμ-20のそれと同じだ。
しかし、わずかにノイズが少ないように感じられる。これは、同サイズのCCDを搭載した場合、画素数が少ないほうが画作りに余裕が生まれることに起因しているのだろう。
どちらにしても、暗部にノイズが生まれるのはこのクラスのデジタルカメラではしょうがないことと割り切って使うべきだろう。
その他のホワイトバランスや、露出に関してはかなり的確な画像が得られる。
ほとんどプログラムオートで撮影していても、なんの問題もないだろう。
次ページでは、使っていて気になった部分を紹介しよう。
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・今年前半のベストセラーを改めてレビュー
・μ-10のライバルはμ-20!
・実写画像&スペック
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