ハワイアン・キルトで伝えるアロハスピリット(3ページ目)

2005年、日本・ハワイでレッスンを再開

自然と親しむことでハワイアン・キルトの世界はぐんと広がる

本の出版後は、雑誌やラジオなどにも取り上げられ、日本での教室開催の需要も高まってきたのを感じているそうです。ハワイでは、今はリクエストをいただいた方に、個人レッスンを行っています。

「本物を知るには、まず本場ハワイで体験するのが一番だと思いますね。ハワイの空気を吸って、自然と文化と人に触れるのは、最高のレッスンだと思います。」

ハワイアン・キルトを始めたい、という方は、裁縫は苦手というまったくの初心者から、大作のベッドカバーに挑戦したい方まで、様々な技術レベルだとか。

「なので、私はその方に合わせたレッスン内容を作っています。ただ、誰もがレッスンを受けにハワイに来ることができるわけではないので、今後は日本でのお教室も、定期的に開催していく予定です。フレッシュなありのままのハワイを、日本まで持って行きたいと思っています！」

2005年10月に久々に開催された東京でのレッスンは、大好評を博したとか。「群馬などからわざわざ通ってくれた方もいらして、感激しました」とおっしゃる藤原さんは、最近、ブログの魅力にはまっています。2005年に新しく立ち上げたばかりのホームページに、毎日更新のブログも加わり、たくさんのキルトファンとの交流を楽しんでいるそうです。藤原さんのオリジナルデザインのキルトパターンや材料を提供するネットショップも近々始まるとか。

もっともっと本当のハワイアン・キルトを知ってもらいたい

また、ハワイ関連の情報サイト上で、とても独創的なハワイアン・キルトのコラムを展開中で、どんどんファンの輪が広がっています。アロハ・カワラ版の「キルト・パラダイス」、アロハストリートの「アン先生のハワイアンキルトなティータイム」は、毎月更新。藤原さんの活動の最新情報も知ることができます。

来年には、伝統のビショップ博物館でのキルト展示会も予定されています。もちろん地元のアンティたちが、強力にバックアップをしてくれているからこそ実現できること。展示会では藤原さんの作品はもちろん、キルトマスターのアンティたちの大作に出会えそうですね。

さらにビッグなニュースは、春頃を目標に、ハワイにハワイアン・キルトのスタジオを開くということ。お店を拠点に、たくさんの方々とめぐり合えたらと、新しい展開に胸を膨らませています。

貴重なハワイの伝統文化の継承を楽しみ、また「たまたま日本人だったから」という素晴らしい偶然を最大に生かして、日本にハワイアン・キルトの魅力を伝えていく藤原さん。

「ウエブサイトも英語とのバイリンガルにして、アメリカの皆さんにもハワイアン・キルトの魅力を広めて行きたいですね。」

本当に夢はつきませんね。2006年、ますます広がりそうなご活躍が楽しみです。

【関連記事】

藤原小百合さんの公式ホームページ「アンのハワイアンキルト」
毎日更新、藤原小百合さんのブログ
アロハストリートで連載中の「アン先生のハワイアンキルトなティータイム」
アロハ・カワラ版「キルト・パラダイス」