ハワイ/ハワイロングステイ・移住

ハワイ暮らしを実現した日本人にインタビュー ハワイで両立!子育てと仕事(2ページ目)

ハワイ暮らしを実現した日本人へのインタビュー。今回はDFSギャラリアに勤める播本典子さんの登場。ニューヨークへの留学からグリーンカード当選、結婚、出産、そして子育てを考えてハワイ移住、再就職。

執筆者:上野 元

結婚、出産、そしてハワイへの移住

DFS播本典子さん
「結婚、そして出産を経たことで、生活に対する考え方も変化し、子育てや日本の両親との距離という点でハワイへの移転を決めたんです」と典子さん。
すべてが順調に行っていた典子さんですが、1996年に結婚し、出産したことをきっかけに、ハワイへの移住を決意しました。ニューヨーク生活も長くなり、子どもの生活環境を考えたり、日本の両親との距離を考えるにつけ、やはりハワイがベストだろうと。しかし、もちろん自らのキャリアアップも忘れてはいません。

「会社へのロイヤリティとは別なところで、新たなビジネス社会で自分を試してみたい、という意欲もありました。元々学んだ広告やマーケティングの世界に突き進んでみたかったんですね。」

とはいえ、広告会社で求める人材は、その世界でキャリアを積んだ専門性の高い人材。デザイナーとしてのキャリアは不足していたため、断られることが多かったと言います。が、たまたまある会社に面接に行った際のアドバイスで、まったく考えてもみなかった募集記事に目を留めることに。

「君みたいな人は、小売業の中のクリエイティブ担当とかがあっているよ、と言ってくださった方がいて、そうしたらたまたまその通りの募集が出ていたんですよ。しかも日本語の読み書き堪能という条件付きで。(笑)」

子育てと仕事を両立するライフスタイルの実現

それが現在おつとめになっているDFSギャラリアとの出会いでした。最初は宣伝用のパンフレット作り、広告の発注などを担当していましたが、現在では、PRや店内イベント、マーケティング企画など、もっと幅の広い業務を仕切るポジションへと移行しています。ハワイはとてもアットホームな雰囲気を大切にする風土があって、それは企業内でも同じ。皆、とても仲良く、どちらかと言えば日本的な感覚さえある、とニューヨークと比較されます。

「ハワイの生活はやっぱり子どものことを考えると正解だったと思いますね」という典子さんは、現在、朝5時台には会社に出社しているスーパー早起き。朝は旦那さんに子どもの面倒をまかせ、逆に夕方は早めに帰宅して夕食とその後の時間をたっぷり家族と楽しまれます。朝早い人が多いハワイにあっても、さすがにオフィスにはたいてい一番早く出勤されるとか。

「誰もいないし、電話もならないので、仕事が集中してできて、時間を有効に活用している感じがします。」
なるほど。今年でハワイ生活は5年半。アメリカ生活はトータルでなんと18年になるそうです。理解ある上司やスタッフにも恵まれ、ますますご活躍されることでしょう。

<関連情報>
All About 「ニューヨークで暮らす」
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