クルー全員が力を合わせ
運航効率のアップを実現
朝7時45分、JQ18便は中継地であるブリスベンに到着しました。ここで、ゴールドコーストなどへの旅行者と、乗り継いでシドニーに向かう人に分かれます。その数は、ほぼ半々といったところ。シドニーへの出発は8時55分。わずか1時間10分で次のフライトの準備をしなければなりません。
ジェットスターでは、地上および機内スタッフの教育の徹底、顧客情報の管理の簡素化などにより、運行スケジュールのオンタイム率をアップさせてきました。JQ18便に乗務していたもう一人の日本人クルー、星野さんも、ジェットスターの強みはクルーたちのチームワークの良さだと強調します。
「運航効率をいかに高めるかは、ローコストキャリアにとってとても重要なことですからね。空港でのターンアラウンドの時間をできるだけ短くするため、クルーたちも率先して機内清掃を手伝うなど、全員が力を合わせて頑張っています」
乗客の降機が完了すると、クルーたちも自ら手袋をはめて機内をてきぱきと動き回り、シドニーへ発つ準備を進めていたのが印象的でした。
All Aboutの旅ガイド二人が
ゴールドコースト取材を敢行
ところで、今回の取材にはAll Aboutから『旅の便利・お得情報』ガイドの村田和子さんと『関西発の海外パッケージツアー』ガイドの村上敏子さんが同行しました。
二人の目的地は、旅行先としてさまざまな魅力をもつゴールドコーストです。海あり自然あり、さらにテーマパークや、最近は女性に人気の高級スパなども続々とオープン。「親子で楽しめる施設が多く、思い思いに旅をアレンジできる点がゴールドコーストの魅力」と話す村田さんは「ファミリー旅行向けのおすすめスポット」を、村上さんはちょっとリッチな「大人のリゾートの楽しみ方」をテーマに、精力的に取材を進めていました。
私もいくつかの観光施設をいっしょに歩きましたが、二人ともさすが旅のライターだけあって、そのフットワークの軽さにはびっくり！ 早朝から日が沈むまで、じっとしていることがありません。村上さんは丸一日まったくの別行動という日もあり、あとで聞いたら「郊外まで足を伸ばし、主だったワイナリーを訪ねてきた」とのこと。実際に訪ねた中では「シロメワイナリー」がおすすめだそうです。
「こっちき来てから飲んだワインがすごく美味しいので、取材してみたら、過去にクィーンズランド州最大級のワイン・アワードを含む数々の受賞をしてきたといいます。それでがぜん興味がわき、行ってみようという気になりました」と村上さん。「けっこう値が張るのかなと思ったら、最高級品でも1本3,000円ほどで、とってもリーズナブル！ 日本では現在のところ一部の飲食店にしか流通していないそうなので、ここでしか買えない赤のスパークリングや“お寿司に合う味に”と独自開発したという白ワインなど、珍しい種類のものを数本入手してきました」
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| 同行のカメラマンとともにイルカの生態について現地飼育員に取材する村上敏子さん（右）。【右】村上さんが訪ねたというシロメワイナリー |
テーマパークでコアラやイルカと戯れたあとは、主要なホテル内にある充実したスパ施設で身体の疲れを癒し、夜はちょっとお洒落をしてワインとグルメで舌つづみ。二人の旅のレポートはそれぞれのサイトにアップされていますので、みなさんもぜひゴールドコーストを誌上体験してみてください。村上さんのレポートには、関西から行くゴールドコーストのパックツアー情報も満載です。
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