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機内でケータイを使ってるキミ、逮捕する!(4ページ目)

離陸時の携帯電話の使用は、れっきとした法律違反です。安全な“空の旅”を楽しむために、今回は機内での迷惑行為・違法行為について考察してみました。で、結論は──エアライン側、乗客側の双方に問題あり!

執筆者:秋本 俊二

飛行機には「カッコよく」乗りたいもの
日頃から社会的マナーを身につけよう


機影2
飛行機の中は、どこにも逃げ場のない、まさに“社会の縮図”。
エアライン側に態度を改めてもらう──その一方で、もちろん乗客も変わらなければいけません。飛行機をよく利用する人は、自身に一度、こう問いかけてみてほしいのです。自分は日本人乗務員を見下していないだろうか、と。

乗務員の態度が厳しいアメリカのエアラインを利用するときは、借りてきた猫みたいにおとなしくしている。そのくせ、日本のエアラインに乗るとCAへの態度がいきなり横柄に! そういう日本人にたまに出会います。コーヒーが飲みたくても、外国のエアラインの機内では注文すらできなくせに、日本人相手だととたんにいばりくさって……。悲しいですよね。

もちろんCAたちは、いばりくさっている乗客にも一通りのサービスはします。しかし同じサービスでも、あまりに態度がひどい相手には形だけのものになってしまうでしょうし、ときには呼ばれても聞こえない素振りだってしたくなるはず。彼女たちも人間ですからね。一方で「忙しいのに悪いね」「どうもありがとう」とさりげない一声をかけてくれるような乗客には、心からのサービスでフライトのひとときを楽しんでもらおうという気持ちになる──あるCAからは、そんな“本音”も聞きました。

日頃から社会的なマナーを身につけているかどうか。そこが問われているのかも知れません。飛行機の中は、どこにも逃げ場のない、まさに“社会の縮図”です。喫煙場所ではないところで平気でタバコを吸って、それを道端にポイと投げ捨てる。電車の中では周囲を気にもせず化粧をしたり、携帯で大声で長話を続けたり……。ふだんマナーを守れない人が、飛行機の中でだけマナーを守るなんてしょせん無理なのではないか、そんな気もしてきます。

私たち乗客も、もっとスマートになりましょう。同乗した他の乗客たちに迷惑をかけず、CAに対しても思いやりの気持ちを忘れず、短いフライトでのひとときの出会いを大切にして──飛行機には「カッコよく」乗りたいものです。

最後にもう一度言います。離陸前にケータイでこそこそメールを打ち続けているあなた、それはれっきとした違法行為ですよ!


【関連リンク】
■ガイド記事「空の“珍事件”」──part1part2part3part4
■ガイド記事「マナー違反は“騒動”の火種
■ガイド記事「秀島一生さんと『航空の未来』を語る
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