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いくら注意しても携帯電話の使用をやめない日本人乗客が空港警察に逮捕される──外国ではそんな事件も現実に起きています。日本ではさすがにそこまでは、と思うでしょうが、これからはそうはいきません。昨年(2003年)7月の参院本会議で、フライト中の機内での「迷惑行為」防止をめざした航空法の改正案が全会一致で可決・成立。2004年1月15日から施行されました。機長の命令に従わない迷惑行為者などに、今後は50万円以下の罰金が科されることになります。
羽田空港では1月15日、エアライン各社のCAが出発ロビーを訪れる乗客たちに法律改正をPRするチラシを配っていました。機内迷惑行為を防止する改正航空法がこの日から施行されたのです。今回は、そのお話──。