「航空祭」は航空自衛隊入間基地恒例の一大イベントです。昨年は米国同時多発テロの影響で残念ながら中止になってしまいましたが、今年は例年どおり11月3日(日)の開催が決定。目玉のブルーインパルス曲技飛行も久々に航空ファンたちの目の前で披露される予定です。
昨年の航空祭は「同時多発テロに対する米軍後方支援活動への準備を最優先する」(広報発表)としてやむなく中止されました。ブルーインパルスの飛行も、2000年に起きた自衛隊機事故のため同年11月の航空祭で中止になり、昨年は航空祭そのものが開催されなかったため、今年は3年ぶりのお目見えになります。
3年前(1999年)の航空祭は、朝から雲の多いぱっとしない天候でした。にもかかわらず、西武池袋線の稲荷山公園駅の改札から基地ゲートに向かう道は、開門前の朝8時過ぎから長蛇の列。家族連れもあちこちに見られ、かなりの人出でした。その一番のお目当ては、やはり午後のブルーインパルスです。複数の機がコンマ1秒も狂わない正確なタイミングで揃って進路を変える華麗な技に、見物客たちの大歓声が上がっていました。
34回目を迎える今年の航空祭は、午前9時から午後3時まで基地が一般の人たちに開放され、曲技飛行は午後1時~2時に行われます。
基地内では、F15やF2などの最新鋭戦闘機、対空ミサイルなどが展示され、陸上自衛隊空挺隊員によるパラシュート降下、ミス航空祭のパレード、航空自衛隊中央音楽隊による演奏会なども計画されています。
毎年約20万人の航空ファンでにぎわう入間基地航空祭に、今年はどれだけの人が訪れるのでしょうか。なお、過去の航空祭でファンの人たちにインタビューした“航空祭見学のためのヒント集”を次ページにまとめました。出かける前に参考にしてみてください。