クリスマス直前の昨年12月21日、乗員乗客372人を乗せた成田発上海行きの日本航空791便が、出発予定時間の午前10時10分を過ぎてもなかなか離陸しません。
出発遅れの原因は、故障? 悪天候? ……いいえ、飛行機には何のトラブルも発生していなければ、天気もフライトにはまったく問題ない。原因は、機長のうっかりミスでした。
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◆ハイジャック事件発生! その真相は?
今年1月22日の午前8時すぎ、管制塔や空港関係者が一時騒然となりました。長崎空港から伊丹に向けて飛び立った全日空162便(ボーイング767型、乗客乗員125人)から、「ハイジャックされた!」との信号が発信されたのです。
結果からいうと、この信号は間違いでした。
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◆サンフランシスコでも靴爆弾発覚?
サンフランシスコ国際空港のユナイテッド航空国内線ターミナルで1月30日の早朝、男性乗客の靴に付着している爆薬らしきものが見つかりました。アメリカではつい1カ月前に、パリ発米フロリダ州マイアミ行きのアメリカン航空機内で乗客が自分の靴に仕掛けたプラスチック爆弾に点火しようとして乗員らに取り押さえられる事件が起きたばかりです。
空港当局は、居合わせた乗客ら約3,000人をターミナルの外に避難させ、空港は2時間半にわたって閉鎖。そして分析の結果は──爆薬と思われた物質は単なる農薬の成分で、当局は「芝生を歩いていて靴に付着したのだろう」と説明しました。
人騒がせな事件です。当の男性乗客は人込みにまぎれてどこへ行ったかわからない。その間、建物の外に出された人たちは、気温4度の寒さの中で立ちつくしていたそうです。