ハンドメイド・手芸/ハンドメイドの実例

ルールを守って楽しいネットライフを ホームページ上の著作権について

自分のホームページに手芸作品を掲載している方がたくさんいらっしゃいますが、本を見て作ったものをホームページに掲載するには、許可が必要なのをご存じですか? そのままでは作者の著作権を侵害するおそれがあります。つい、うっかりということのないように、著作権についてここでチェック!

執筆者:佐々木 純子


以前、このサイトの左下にある「あなたの一票」で、「インターネットで自分の作品を紹介したことがありますか?」というアンケートを行いました。いちばん多かった答えは「自分のホームページで紹介しています」。さすがに手作り好きな方たちは、ホームページまで手作りしているんだなと納得しました。

ところで、堅苦しいことを言うつもりはないのですが、最近問題になっているネット内での著作権についてひと言。サイトにある写真や記事を無断で、自分のホームページに転載してはいけないことは、みなさん知っていると思います。が、手芸の本を見て作った作品を掲載する場合、著作権を侵害するおそれがあることは知らない方が多いのでは? 悪意が感じられる場合はそれだけで罪になる可能性も・・・。ネットは多くの人々が閲覧できる公共の場です。発表するときは、元のデザインをした作者に断らなくてはいけないという決まりがあるのです。

編み物でもパッチワークでも、本を出している作家の先生方は、みなさんに手作りを楽しんでもらいたいと思って本を作っているわけですから、それを作って家庭内で楽しむ分には何も問題はありません。しかし、展示会やネット内で公開する場合は、何の本に載っていて、何という先生のデザインであるかを明記しないと、そのデザインを盗んで自分のものだと世間に発表しているのと同じことになります。そんなつもりはなくても、先生方にとってはとても心が痛むことですから、気をつけましょうね。先生方はステキなデザインを考え出すことで収入を得たり、地位を確立しているわけですから、その権利を侵害してはいけません。
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