それにしても、半導体関連の不都合にはよく遭遇する。
年間数十台の製品を購入しているならわからないでもないが、多くても年に2台前後のPCしか個人的に購入していないが、ここ15年ほどで半導体関連の不都合に遭遇したのは3回目となる。
1回目は1994年のインテルPentium浮動小数点命令のバグ(Pentium FDIVバグ)。具体的には購入したPCに入っていたPentium 100MHzがこれに該当し、全品回収となったため対策済みの物と交換された。
2回目は2000年のインテル820チップセット採用マザーボードにあるMTH(メモリー・トランスレーター・ハブ)不都合。インテル製マザーボードを購入したところ、これに該当し、マザーボードが交換になった。
3回目は今回のNVIDIA製GPUの不都合だ。
一応何かが表示された。故障した場合これでもいいほう。
今回の問題に限らず、どちらかというと新しい機能を搭載した製品を購入することが多いのがその原因ではないかと思う。
それまでの不都合は、その機能を使わなければ回避可能な問題だったが、今回はそもそも起動しないなど購入した製品が使い物にならなくなる不都合であり、多数の製品が該当しているが、筆者のように購入後しばらくしてから発生することもあるようなので、今後の対応次第では企業の信頼まで失ってしまうことになりそうだ。
ちなみに、最近話題の、シーゲート製HDDの問題でも筆者所有HDDの1台が該当していた。
[上倉 賢]