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ノートパソコン故障箇所第一位は筐体の角(3ページ目)

あくまでも個人的な経験だが、故障で一番多いのが筐体が壊れることで、故障箇所は決まって四隅だ。原因は物理的な衝撃による物らしい

上倉 賢

執筆者:上倉 賢

ノートパソコンガイド

どの機種が角からの落下に耐えうるか

最も安心して使えそうなのが、NECのShieldPro松下のタフブック
このあたりは重量もそれなりにあって、見るからに質実剛健な筐体だが、重すぎるため普通の用途には向かない。
唯一26面落下(非動作時に30cmから)に耐えると公表しているのは、松下のレッツノートシリーズ。レッツノートは見た目のスタイリッシュさはなく、厚みもそれなりにあるが、筐体も壊れない耐剛性という面(見た目も頑丈そうだ)では小型ノートパソコンでもトップクラスに位置するのではないかと思う。

そもそも、落としたりした場合、筐体が壊れることで衝撃を吸収し、中の電子回路を守るという設計思想もあるため、筐体が壊れること自体は悪いことではないが、ユーザーとしては、中も外側も壊れないのが一番。
様々なメーカーの様々な機種を間違えて落として、角を壊してきたが、筐体が壊れたことで、内部回路がその衝撃で壊れたという経験は一度もないのはさすがではある。

もちろん筆者のように何度も鞄を落とすようなことはしないし、鞄自体クッション製のある物を使っている方でその上、インナーケースも厳選した物を使っていたりすれば、ちょっとしたことで筐体を壊すようなことはないと思う。
しかし、一般的にはパソコンは乱暴に使われてしまう物で、落としてしまうようなこともあるだろう。その場合、筐体にひびや穴が開いていたり、ゆがんでいたりするような物は使いたくないし、修理したとしてもそれなりの金額がかかり、最低でも数日は必要だ。
修理に日数がかかるのと、費用負担が面倒なので、筆者の場合そのまま使っているが、メーカーとしては故障修理が多い部分を改良するということもあり、筆者のように使える限りそのまま使っていると、それが反映されない。
一般的には内部回路のチェックも兼ねて、筐体が壊れたときはメーカー修理を依頼するのがおすすめだ。

これからの小型ノートパソコンが用途やニーズに応じていくつかに分かれるのなら、角も壊れない頑丈な筐体だが、大きすぎないというようなパソコンも、たくさん登場してほしいと個人的には思う。

[上倉 賢]

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