製品の良さが理解されだしたのか、機能が成熟し十分使える性能を持ったからなのか、堅牢製を重視した製品が注目されている。
市場自体はまだ小さいが、いくつかのメーカーが対応機器を販売しているが、松下電器のタフブックが市場シェアのほとんどを占めているようだ。NECも以前から参入しているが、先日タフブックと同等かそれ以上の堅牢製、パソコンとしての性能もCore 2 Duoを搭載するなど、より高性能になった新モデル、ShieldPro FC-22Aを投入した。

これらの製品は様々な用途で使われているようだが、例えば船や港などで使う場合、塩害対策が必須となるし、化学コンビナートなどでは防爆性能も必要になる。過去に塩害対策のタフブックはあったが、現在はラインナップに含まれていない。これらの用途で満足する製品を開発するのは困難を伴いそうではあるが、基本的な堅牢製を重視した製品が普及することで、バリエーションモデルとしての広がりが期待できる。
F1の技術が通常の乗用車に何らかの形で役立っているように、堅牢製の高い製品は、通常のパソコン開発にも生かされるだろう。

ノートパソコンの堅牢製はどこまで必要か

持ち運ぶことの多いB5ノートは、重量やバッテリ駆動時間はもちろんのこと、堅牢製が重要になる。だからといってタフブックのような堅牢製は大げさすぎるし、重量も普段持ち運ぶパソコンとしては重すぎる。
しかし、A4ノートなどでも、頻繁には持ち運ばなくても、車移動の場合は、振動による衝撃はあるし、飛行機で預ける荷物の場合に、スーツケースに入れたとしても、海外の空港などでは鞄自体を平気で放り投げられてしまうこともあり、ある程度の堅牢製が必要と感じる人も少なくないだろう。

その点、B5ノートではレッツノートくらいの重量なら軽いし、堅牢製もそれなりにあり、バッテリ駆動時間も長いため安心して使える。
A4ノートの場合ThinkPadやdyanbook Kシリーズなど品質の高いものもあるが、堅牢製という面では、ThinkPadはある程度高いが完璧ではない。

防塵性能以外で一般のノートパソコンに対応されだしているのが、防滴性能だ。
主に、キーボード面に防滴性能を持たせた製品だが、万が一飲料をキーボードにこぼしたとしても、そのまま底面から排出したり、シャットダウンまでの時間に耐えられたりなど、製品によりアプローチは違うが、水に濡れるのを保証するのではなく、万が一の場合にも大きな故障に至らないようにするというのは各製品共通している。
キーボード耐水性をうたっている製品でも、万一こぼした場合は、メーカーサポートに確認するのをおすすめしたい。

実はキーボードの耐水性能は水がこぼれる以外の利点もある。

キーボードの防滴性能は他のメリットもある