PureVideo HDを生かすためには対応ソフトが必須
これらの機能を生かすためには再生ソフトが対応している必要がある。インタービデオのWinDVDなどは対応しているので、機能を生かして動画鑑賞が可能だが、対応していないソフトではCPUを使っての再生となり、これらの機能は生かせない。
対応ソフトでの設定例(見にくくてすいません)
また、PureVideo HDのロゴは一世代前のGeForce 7シリーズでも条件を満たせば対応可能になるので、よりハードウェア機能を生かした製品を選ぶ際には混乱してしまうかもしれない。
ノートパソコンユーザーの場合、GeForce 8Mシリーズ搭載機を選べば問題ないが、旧世代のGPUを搭載した物でPureVideo HDロゴが付く可能性もあるので十分注意していただきたい。
今のところHDビデオは少ないが
今のところ、CPU負荷の高いHDビデオは非常に少ない。
H.264で記録するAVCHD対応のカメラなどは出たばかりで、編集ソフトも限られているため、まだユーザーも少ないが、今後このような再生・編集環境の改善により、普及が加速するのは間違いないだろう。
また、HD DVDやBlu-rayでなくとも、インターネットならこのようなメディアの違いを意識することなく、ダウンロードするだけでHDビデオを再生することも可能になる。HD DVDやBlu-rayドライブが付いた物でこのような機能を意識するだけではなく、一般的な用途の製品ではこのような機能を持った製品を選ぶようにした方が無難だろう。
[上倉 賢]