Apple TVの使い勝手
iTunes等のソフトで音楽データを管理し、PCで再生する場合、内蔵スピーカーか外部のスピーカーを使う必要がある。
外部のスピーカーで出力するためには、PCの音声出力からステレオにケーブルで接続するが、特にノートパソコンの場合、このケーブルが邪魔だし見た目に悪い。
PC上でコントロールするのなら、AirMac Expressを使うという手もあるが、Apple TVを使いテレビやステレオにつないでみると、これがなかなかよい。
音しか出さないのに、テレビ画面に曲情報を表示するのは無駄にも思えるが、Apple TVが出力する画面は非常に美しく、音楽をテレビで再生するのもなかなかよい物だと感じる。
再生時のアルバムアートワーク(アルバムジャケット)や曲名の表示だけなら、どんな製品でも出来るが、それだけのことを美しい画面に仕立て上げるセンスの良さはAppleならではだろう。
この美しい画面やエフェクトは、初期起動時に表示されるオープニングから体験可能だ。多数のテレビ画面が、Apple TVの中に吸い込まれる何かを暗示したような動画は何度も見たくなるが、リセットしないと見られないのは残念。
一度、Apple TVの画面表示を体験すると、他の似たようなコンセプトの機器は使う気にならないだろう。
アップルストアなどでデモしているようなので、静止画ではなく、実機でこの表示の美しさ、動作のスムーズさなどを確認していただきたい。
Apple TVの初期起動画面 |
Apple TVはさまざま表示が可能だが、特におすすめなのがスクリーンセーバーだ。
ただ単に何枚かの写真が下から上にゆっくりと動いているだけのシンプルなものだが、このセンスの良さは脱帽。
ハードウェアのデザイン、インターフェースすべて含め、私が見たなかでは最も美しいデジタル機器かもしれない。
スクリーンセーバー。静止画ではピンと来ないだろうが、これが動いているところをみれば評価は変わる。