今回は前回に続きHDDの交換方法を解説しよう。機種にもよるが、交換自体の作業が繁雑な物やOSの再インストールが面倒な機種も多く、実際に交換作業を始める前に調べておくべき事も多い。
なお、HDDのユーザーによる交換はメーカーの保証を受けられなくなるので、その点だけは注意していただきたい。
HDD交換に便利な物
HDD交換には新しいHDDはもちろん、ネジなどを外すためのドライバー、データコピー用にUSB接続のHDDアダプターがあると便利だ。
必要なドライバーは機種によって違うが、通常のプラスやマイナスではなく、特殊な形状のネジを使用している場合もある。
USB接続のHDD IDEアダプタ 2000円程度 | 2.5型HDD 現在再安の40GBで6000円程度 |
HDD交換の前準備
HDD交換方法は機種によって異なるが、ネジ1本外すだけで取り外せる物、筐体を外し、各種基板も外さなければHDDまでアクセス出来ない物などさまざまだ。
自分の機種がその中のどれに該当しているのか分からない方も多いと思う。HDD換装する方の多くは交換後の結果を自分のWebサイトで書きたくなるようで、最近のブログブームで画像なども含め方法が書かれている場合もある。機種名と「HDD換装」「HDD交換」などのキーワードを使い検索サイトで調べていただきたい。大抵の機種でHDD交換結果が見つかるだろう。
もしも、自分の機種が検索結果に出てこなく、交換が不安な場合は、有料の交換サービスに頼むのも方法の一つだ。
今回、筆者が行ったThinkPadの場合、レノボが各機種の保守マニュアルを公開している。保守マニュアルにはすべての組み立て方法はもちろん部品リストもあり、どのネジを外せばいいか容易にわかる。もちろんレノボがユーザーの分解・改造をメーカーが認め公開しているわけではない。
ThinkPadがヘビーユーザーから好まれている理由の一つには、このような保守マニュアル公開もある。