アンチエイリアス
Mac OS X の文字が美しいと感じる理由は、フォントにアンチエイリアスという斜め部分などに灰色などの薄い色を利用し、ぼかした感じにしているからである。この、ぼけた感じが嫌いな方もいるとは思うが、ほとんどの方は、アンチエイリアス処理された文字の方が綺麗に感じるだろう。
アンチエイリアスされた文字の読みやすさを比べてみた。
上から 12ポイントのビットマップ文字を3倍に拡大
36ポイントでアンチエイリアス無し
36ポイントでアンチエイリアスあり
一番上の文字は10年以上前のワープロで倍角などを指定した時の文字と感じるだろう。
中間はアンチエイリアスされておらずシャープに見えるが、斜めのギザギザがよくわかると思う。
下はアンチエイリアス処理され、斜め線も目立たなくなっていると思う。
拡大図
Windows XP でも OS の標準機能として ClearType 等の設定をすることで、アンチエイリアスされた文字を表示することは可能だ。しかし、通常の画面表示で使われる文字をいちいちアンチエイリアス処理したりしていると、動作速度が遅くなるなどの弊害や、フォントによっては逆に読みにくくなってしまうこともあるため、標準では画面表示に使われる10ポイント前後の文字はアンチエイリアスしないで表示するようになっている。
今回やってみるのは Windows XP で標準的に使われているだろう、MSゴシックやMS明朝で小さな文字もアンチエイリアス処理して表示することで Mac OS X の表示に近づけようという事である。
普通に出来る設定では、実現出来ないのでフォントを特殊な処理をして試してみた。
こちらのページでフォントの設定方法を簡単に紹介している。興味のある方のみ参考にして欲しい。