
50代になったからこそ、「もう自分には必要ない」と気付くものがあります。50代女性が、「やめてよかった」と感じるものには、どんなものがあるのでしょうか。
目次
やめてよかったこと1:家に人を招待すること
「人にどう見られるのかを気にしないで、居心地よく、好きなものに囲まれて暮らしたい」
そう思う人は少なくありません。自宅は、自分や家族にとって、安心できてリラックスできる聖域。そこに人を招待するとなると、見られたくないものも出てくるし、自分のテリトリーに人が入ることに対して落ち着かなくなってしまうこともあります。
それだけでなく、掃除、片付けを念入りにするのはもちろんのこと、食事も出すとなれば、メニューを考え、買い出しをし、料理を作る必要があり、人によっては準備に3日ほどかかる人もいます。
疲れやすくなった50代になると、そこまでエネルギーを使って人を迎えるのであれば、「外食した方が楽」だと感じることは、自然なことでしょう。
やめてよかったこと2:無理に人付き合いをすること
年を重ね、精神的に成熟していくと、孤独を恐れなくなってきます。むしろ「一人の時間」を大切に感じる人が増えてきます。さらに、「揉めてまで関わっていくのは、無駄なこと」だと考えるようになります。
その結果、友人関係は、「互いが心地よい状態で付き合える人」に絞られていき、人付き合いが楽になっていくことが多いでしょう。
また、精神的に自立するほど、「人は人、自分は自分」と思えるようになり、「人に期待し続けること」や「他人の問題まで背負うこと」をやめるようになってきます。
「相手は相手で、何か考えがあって、そういう行動をしているのだ」と思えるようになってくるのです。相談をされない限りはむやみに口出しをしなくなるし、自分はただただ「自分の人生」に集中するようになっていきます。
その結果、人間関係のゴタゴタに巻き込まれにくくなっていくのです。
やめてよかったこと3:「普通はこうする」という思い込み
自分を理解し、“自分のモノサシ”を持つようになってくると、世間体や固定観念を手放す人が増えてきます。
若いころは、「自分が正しいのか、間違っているのか」が分からず、「普通であること(自分が変ではないこと)」にこだわりがち。でも、人生経験を積めば積むほど、人によって正解も、好きなことも、幸せだと感じることも違うのだと、だんだん分かってきます。そもそも「普通(平均)に合わせても、自分が心地よくなければ意味がない」ことに気付きますしね。
やめてよかったこと4:「ブランド」へのこだわり
本当に好きなものであるならまだしも、単に自分を高く見せるためにブランドものを持つなど、虚勢を張る人は減っていきます。たとえ不特定多数の人にとって価値のあるものでも、自分にとって価値を見いだせないものは、「持っていても意味がない」と思うようになりますしね。
さらに、体力が落ちてくると、持っていて「楽」なものを好むようになってきます。例えば、カバンは、デザイン以上に機能性を重視し、重い革製品よりも、持ち運びの楽な布製品にしたり、リュックを好んだりする人も出てきます。
見栄よりも、「50代の自分にとって心地よいもの」を選びたいものですね。
やめてよかったこと5:ハイヒールを履くこと
50代になると、ハイヒールやパンプスを履く機会を減らし、スニーカーやフラットシューズなど、「歩きやすさ」を重視した靴を選ぶ人もいます。靴によって、疲れ具合も随分変わりますしね。
靴以外にも、「マニキュアをやめた」「髪の脱色(ブリーチ)や縮毛矯正(ストレートパーマ)をやめた」「フルメイクをやめた」「強い香りの香水をやめた」といった人が増えてきます。
「身体に負担をかけても美しく見せようとすること」よりも、「できるだけ健康的で楽に過ごせること」を大事にするようになってくるのです。
やめてよかったこと6:体重の数字に一喜一憂すること
中年期に入ると、女性ホルモンの変化や加齢に伴う筋肉量の変化などによって、お腹周りに脂肪が付きやすくなったり、若いころと同じ方法では体重を管理しにくくなったりすることがあります。
40代ごろから、そうした身体の変化を実感する人が増え始め、50代になるころには受け入れられるようになる傾向があります。「太るのは自然のこと」「美容よりも健康の方が大事」だと考えるようになるのです。
過度な食事制限は、気を付けなければ筋肉量の減少や栄養不足につながることがあります。年齢を重ねてからは、体重の数字だけにこだわるのではなく、筋肉や骨の健康を守り、元気に日常生活を送ることが大切なのです。
そもそも50代以降になると、必ずしも「スリム体型」が「美しさ」とつながらなくなってきます。ゲッソリと痩せてしまうと、むしろ老けて見えてしまうこともありますしね。
“若いころと同じような美しさ”を目指すのではなく、“無理をし過ぎていない、年相応の美しさ”を大切にしたいものです。
やめてよかったこと7:休むことに罪悪感を抱くこと
年を重ねるほどに、「健康第一」だと思うようになってきます。身体が痛くないこと、不調ではないことが、だんだん当たり前ではなくなってくるからです。
健康でいるためにも「休むこと」を大事にする人は増え、徹夜はもちろんのこと、仕事で無理をしなくなってきます。「健康を失ってまでやるべきものはない」と思えるようになってくるのです。
やめてよかったこと8:未来のために、今を犠牲にすること
50代になると、同世代の友人が亡くなることもあります。もう「生きているのが当然」だとは言えない年齢になってきているのです。
若いころは「将来のために」と、今やりたいことを我慢することも多かったのですが、50代になると、いつかと思っていた「将来」を、すでに生きていることに気付きます(笑)。
中年になると、今、諦めてしまったことは、5年後、10年後には体力が落ち、さらに実現しにくくなるかもしれません。「本当にやりたいことは、先送りしないで、できるうちにやっておこう」と実行することは大切なのですよね。
やめてよかったこと9:目先の欲望に振り回されること
大人になればなるほど、経験上、「目先の欲望に振り回されると、結果的に不幸になる」ことを理解している人は少なくありません。
そもそも若いころに比べて血気盛んではなくなってくるので、自己の欲望に対して、コントロールできるようになる人は増え、冷静さを欠いて失敗することは減ってきます。
逆に、50代になっても目先の欲望に振り回されてしまう場合は、自分の行動がどんな結果につながるのか、一度立ち止まって考えてみることも大切です。
年齢に関係なく、自分の欲望とうまく付き合うことは、幸せに生きるための学びの1つなのかもしれません。
やめてよかったこと10:流行に振り回されること
若いころは「流行に乗る」ことがカッコいいことだと思いがち。でも、アラフィフになって、世の中を広い視野で見られるようになると、流行とビジネスの関係など、その“仕組み”を理解するようになり、情報に誘導されにくくなる人も増えてきます。
特に“リアルな人生経験から得た自分の価値観”を大切にする人は、情報をうのみにせず、自分で考え、選ぶようになっていきます。世間に流されずに、自分の考えを持っている人の方が、“自分にとっての幸せ”を得られやすくなるでしょう。
若いころは「足し算」、50代からは「引き算」
若いころは、「経験も自信も足りない」と感じている分、人脈、流行、資格……など、たくさんのものを「足す」ことで武装しがち。
でも、年を重ね、精神的に成熟していくと、自分らしさが分かってくるので、「不要なもの」に気付き始めます。そこから、本当に大切なものに時間と労力を注ぐための「引き算」が始まるのです。その結果、身軽になり、心地よい「余裕」が生まれることも多いでしょう。
何かをやめることで、「別の大切なもの」を取り戻せるのです。
人生の後半戦は、誰かの期待や世間の常識に縛られず、自分の心地よさを大切にする「引き算の美学」を楽しんでいきたいものですね。







