配当株に興味はあっても、最初から数十万円を投資するのは難しいという人もいるでしょう。5月決算企業の中には、10万円未満で100株を購入でき、11月に中間配当の権利が確定する銘柄があります。今回は毎日コムネット、三光合成、三協立山の3社を取り上げます。
3社とも10月2日終値で計算した最低投資額は10万円未満です。ただし、購入しやすい株価だからといって業績が安定しているとは限りません。中間配当の会社予想とあわせて、直近の業績も確認します。

毎日コムネットは100株で約8万7000円、年間予想利回り約4.5%
学生向けマンションの開発や運営などを手掛ける毎日コムネット<8908>は、2027年5月期に中間配当10円、期末配当29円の年間39円を予想しています。
10月2日の終値は873円なので、100株の購入額は8万7300円です。会社予想に基づくと、100株保有の場合、中間配当は税引前1000円、年間では3900円の計算です。
年間予想配当利回りは約4.5%です。10万円未満で購入できる一方、予想配当利回りは4%を超えています。
三光合成は100株で約9万1000円、年間配当は32円予想
自動車向けなどのプラスチック製品を手掛ける三光合成<7888>は、2027年5月期に中間配当16円、期末配当16円の年間32円を予想しています。
10月2日の終値907円で計算すると、100株の購入額は9万700円です。会社予想に基づくと、中間配当は税引前1600円、年間では3200円となり、年間予想配当利回りは約3.5%です。
一方、2026年5月期の連結純利益は前期比80.3%減となりました。タイ子会社のブレーキ部品を巡る仲裁案件に伴う和解関連費用約36億円を計上したことなどが響いています。配当だけでなく、今後の利益回復も見ておきたい銘柄です。
三協立山は約6万5000円から買える
アルミ建材などを手掛ける三協立山<5932>は、2027年5月期に中間配当12.5円、期末配当12.5円の年間25円を予想しています。
10月2日の終値645円で計算すると、100株の購入額は6万4500円です。会社予想に基づくと、中間配当は税引前1250円、年間では2500円の計算で、年間予想配当利回りは約3.9%となります。
今回の3社では最も少ない資金で購入できますが、業績には注意が必要です。同社は2024年5月期から2026年5月期まで3期連続で最終赤字となり、2026年5月期の純損失は約135億円でした。
一方、2026年5月期の営業損益は約15億4600万円の黒字でした。最終損益と本業の収益状況は分けて見る必要があります。
10万円未満でも業績まで確認する
10月2日終値で100株を購入する場合、三協立山は約6万4500円、毎日コムネットは約8万7300円、三光合成は約9万700円です。いずれも10万円未満に収まります。
年間予想配当利回りは毎日コムネットが約4.5%、三光合成が約3.5%、三協立山が約3.9%です。投資額の小ささだけでなく、配当水準や利益の推移、業績を動かしている要因まで確認して比較したいところです。
※株価および最低投資金額は2026年10月2日終値をもとに計算しています。配当は各社の2027年5月期会社予想、配当額と利回りは税引前です。2026年11月末基準の権利付最終日は11月26日です。業績などによって配当予想は変更される場合があります。
※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告なく変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、ご自身の責任でお願いします。







