ソフトバンクグループが年4.75%の社債を発行
日本を代表する投資会社のソフトバンクグループは、2026年9月、第70回無担保普通社債「福岡ソフトバンクホークスボンド」を発行しました。

利率は年4.75%、期間は7年、1口100万円で、発行総額は1兆円。JCR(日本格付研究所)から「A」の格付けを取得しています。個人向け社債として注目を集め、各証券会社で完売しました。
100万円購入した場合、1年間に受け取る利息は税引前4万7500円です。7年間では33万2500円。税率20.315%で計算すると、7年間の手取りは約26万5000円になります。
個人向け国債より、なぜ金利が高い?
2026年9月募集分の個人向け国債「固定5年」の金利は年2.24%です。100万円なら1年間の利息は税引前2万2400円。ソフトバンクグループ社債とは年間2万5100円の差があります。
ただし、個人向け国債は国が発行するのに対し、社債は企業が資金を調達するために発行します。企業の経営状態が悪化すれば、利息や元本が予定通り支払われない可能性があります。
今回のソフトバンクグループの長期債格付けも、JCRは「A」ですが、S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)は「BB+」です。同じ企業でも格付会社によって評価には違いがあります。年4.75%という高い金利は、こうした信用リスクも踏まえて見る必要があります。
年4.75%だけで選ばない
今回の社債は無担保普通社債です。特定の資産が担保として確保されているわけではなく、保証もありません。
また、満期は2033年9月です。途中で売却することはできますが、購入した100万円で売れるとは限りません。市場金利やソフトバンクグループの信用力などによって価格が変動するためです。
定期預金のように、必要になったときに元本をそのまま引き出せる商品ではありません。
預金の「1000万円までの保護」はない
銀行の普通預金や定期預金などは、預金保険制度によって、原則として1金融機関につき預金者1人当たり元本1000万円までとその利息が保護されます。
社債は預金ではないため、この制度の対象にはなりません。預金と社債では、そもそもお金を守る仕組みが違います。
7年間使わないお金かを考える
今回の社債を見ると、年4.75%という数字に目が行きます。ただ、確認したいのは金利だけではありません。
特に7年債では、その間に使う予定のあるお金を充てるのは避けたいところです。高い金利には、それに応じたリスクがあります。預金や個人向け国債との違いを理解したうえで、自分がどこまでリスクを取れるのかを考えて選びましょう。
※ソフトバンクグループ第70回無担保普通社債は、2026年9月7~16日を募集期間として9月17日に発行されました。利率は年4.75%、期間7年、1口100万円、発行総額1兆円。JCRによる格付けは「A」です。募集は完売しています。







