
物価高が続き、生活コストの上昇を感じている人は多いでしょう。好きで削っているわけではなく、仕方なく休日の娯楽費を削っているという人もいるはずです。ただ、そんな中でも、お金をかけずに自分なりの楽しみ方を見つけている人たちがいます。
All About編集部は全国10~70代の200人を対象に「お金をかけない休日の過ごし方」について調査を実施しました。今回はその中から、東京都に住む65歳女性のエピソードを紹介します。
回答者プロフィール
・年齢:65歳
・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:パート・アルバイト
・世帯年収:400万円
・貯蓄:1200万円
晴れた日に手作りのお弁当と水筒を持って
女性がお金をかけない過ごし方を意識するようになった背景には、定年退職後、パート収入と年金で暮らすようになったことに加え、物価高も重なったことがありました。
娯楽費を見直すようになり、まず削ったのは外出先での外食費や、なんとなく立ち寄って買っていたカフェ代、テイクアウトのスイーツ代でした。
「家でお茶を入れたりお弁当を作って持参したりすれば十分に代用でき、一番手軽に節約効果を実感できる支出でした」
これで月約1万5000円の削減につながったそうです。さらに、無料で楽しめるイベントやお出掛けスポットの情報を積極的に集めるようになり、自治体のイベントや植物園の無料開放日に足を運んだり、図書館を利用したりと、お金をかけずに休日を楽しんでいます。
最近特に充実していた休日は、近所の公園に孫と夫と出掛けた時です。
「晴れた日に手作りのお弁当と水筒を持って、近くの大きめの公園へ孫と夫と一緒に出掛けました。芝生の上にシートを広げてご飯を食べ、葉っぱを拾ったりシャボン玉をしたりして過ごしました。お金をかけなくても孫の笑顔がたくさん見られて、とても温かく充実した1日になりました」
特別なレジャーにお金をかけなくても、自然の中で家族と穏やかな時間を共有できたことで、十分に心が満たされたといいます。
みんなの喜ぶ顔を見るために
日々の出費を節約している一方で、女性が大切にしている出費があります。それは、孫が遊びに来た時のおやつ代と、たまに家族みんなで囲む夕食の材料費です。
「節約ばかりしていると、家族との楽しい時間や笑顔が減ってしまいます。そこには、お金を使いたいんです」
同じ“食”への出費でも、自分のためのカフェ代は削り、家族のためのおやつと食事は守る。誰のために使うかで優先順位がはっきりしています。
また、こうした変化を通して、気付いたことがあるといいます。
「お金のかかる商業施設や遠くのお出掛けスポットに行かなくても、近所の公園や自然と触れ合ったり家で家族と過ごしたりするだけで、十分に満足感や癒やしが得られるということに改めて気付きました。散歩や公園散策で体を動かす機会が増えて健康維持にもつながり、心と家計にゆとりができました」
家族の笑顔のための出費は守りつつ、癒やしを得られる方法を見つけた女性。定年後の生活や物価高を機に見直した休日が、心にも体にもゆとりをもたらしたエピソードでした。
<調査概要>
私流!お金をかけない休日の過ごし方 調査
調査方法:インターネットアンケート
調査実施期間:2026年7月27~28日
調査対象:全国10~70代の200人(男性:55人、女性:142人、回答しない:2人、その他:1人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






