
金利が上昇しているというニュースを目にする機会が増えています。今回は、元銀行員の筆者と共に、定期預金を預けるタイミングの考え方を整理してみましょう。
まずは「どのようなお金か」を考えよう
できるだけ金利が高い金融商品で運用したいと思うのは自然なことです。
しかし、金利が上昇している局面では、今後どこまで上がるのかは誰にも分かりません。そのため、「今預けるべきか」「もう少し待つべきか」と迷ってしまう人も多いでしょう。
そんなときに考えたいのが、「運用したいお金の性質」です。
元本は絶対に減らしたくないお金なのか、それとも多少のリスクを取っても大きく増やしたいお金なのか。近いうちに使う予定があるのか、それとも当分使う予定はないのか。まずは、そのお金の役割を整理することが大切です。
定期預金の強みを知ってタイミングを考える
定期預金の最大の特徴は、元本が保証されていることです。
たとえ金利の高い金融商品があっても、元本割れのリスクを避けたいのであれば、定期預金は有力な選択肢になります。
例えば、1年以内に使う予定がある資金など、使う時期が決まっているお金であれば、満期日をその時期に合わせて定期預金を利用するのもよいでしょう。
預け替えは条件を確認して判断を
金利がさらに上昇し、より条件のよい定期預金が出てきた場合は、預け替えを検討するという方法もあります。
ただし、満期前に解約すると中途解約利率が適用されるため、必ずしも預け替えたほうが有利になるとは限りません。
預け替えを考える場合は、中途解約時の利率や条件を確認したうえで判断することが大切です。
また、金融機関によっては変動金利型の定期預金を取り扱っている場合もあります。新たな運用先を検討するまでの資金の置き場所として活用できるケースもあるでしょう。
「今か、待つか」に正解はない
金利が上昇している局面では、「今預ける」「もう少し待つ」のどちらかが絶対に正解ということはありません。
大切なのは、金利の予想だけで判断するのではなく、そのお金をいつ使う予定なのか、元本をどこまで重視したいのかを考えることです。
定期預金は、元本を守りながら着実にお金を増やしたい人に向いた金融商品です。金利の動向に注目しつつ、自分のお金の目的に合わせて預けるタイミングを考えてみてはいかがでしょうか。







