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浦和明の星女子中学校

生徒一人ひとりの自主性が尊重され、「自己実現」に向けて自ら努力する強い女性となることが求められる浦和明の星女子中学校。生徒もしっかり型タイプが多く、勉強熱心なのが特徴だ。

野倉 学

執筆者:野倉 学

学習・受験ガイド

勉強熱心な生徒が多い、浦和明の星女子中学校

浦和明の星女子中学校の設立母体は、カナダを本部に置くキリスト教カトリックの聖母被昇天修道会。同修道会は1937年に青森の地にて青森明の星高校を創設、さらに1967年に浦和の地に浦和明の星女子高校を開校、2003年に中学校を開校し中高一貫教育を開始した。

イエス・キリストの教えに基づき、校訓を「正(正しく):真に価値あることを選ぶ人間」「浄(浄く):本物の自分をめざす人間」「和(和やかに):思いやりの心をもつ人間」とし、「Be your best and truest self. 最善のあなたでありなさい。そして、最も真実なあなたでありなさい」がモットー。すべての生徒が自分の力を発揮し自分らしく生き、「自己実現」できるようレベルの高い教育を行っている。

校舎付近は田んぼもある自然環境に恵まれた立地。広々とした敷地には温水プールを備えた第2体育館、美しいチャペルなど施設・設備も充実している。こうした環境のなか、生徒一人ひとりの自主性が尊重され、「自己実現」に向けて自ら努力する強い女性となることが求められる。生徒もしっかり型タイプが多く、勉強熱心。

2006年より高校の募集を停止し、完全中高一貫校となった。

国が定める基準を大幅に上回り授業時間を確保

先取り教育を行い、中2までに中学の学習内容を終える。理数教育に力を入れ、数学はオリジナルのテキストを使用し高い実力を身につけ、理科では実験や観察を多くし、実証しながら科学的な理解を高めていく。2学期制・週5日制で中学校は毎日6時間授業、高校は毎日6時間授業に加え、週1回は7時間目も行い、国が定める基準を大幅に上回って授業時間を確保。英会話の授業は中学1年生から実施、クラスを2分割しネイティブ教員が指導する。宗教の時間は週1時間。

高校は2年生から理系・文系に分かれて受験対応の授業を行い、選択授業の多くは20~30人程度の少人数で実施。また、高校の外国語は英語演習やオーラル・イングリッシュなど豊富な選択科目に加え、高2ではフランス語も選択科目に登場する。

 

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