
物価高によって、日々家計のやりくりに頭を悩ませている人は少なくないでしょう。そこに結婚や出産、転職などライフステージの変化が重なると、家計への影響はより大きくなります。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「本気で家計を見直した瞬間」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、新婚生活のスタートに伴うまとまった出費に危機感を覚えつつも、賢いルール化によって楽しい暮らしを維持する、山梨県に住む32歳女性のエピソードを紹介します。
回答者プロフィール
・年齢:32歳
・家族構成:既婚(子なし)
・世帯人数:2人
・職業:一般事務
・世帯年収:700万円
・貯蓄額:500万円
「新婚の時期はみんなそうだよ」と言われても
女性が人生で最もお金の不安を感じたのは31歳のとき。結婚という大きなライフステージの変化を迎えた時期でした。
「結婚して新居に引っ越したため、引っ越し費用や家電購入などでまとまったお金が飛んでいった。結婚式や新婚旅行も控えていたため、貯金が減っていくのが不安だった」と、当時を振り返ります。
大きなライフイベントが重なり、貯蓄残高が一時的に減少していくことに強い焦りを覚えたとのこと。
「『新婚の時期はみんなそうだよ』と周りの人に言われても、まとまったお金が減っていくことが恐怖で、貯金額とにらめっこしては、副業を始めたほうがいいのかといつも求人を見ていた」と、当時の切実な心境を明かします。
周囲からの気休めの言葉では拭えないほど、減っていく現金への危機感が募っていたそうです。
「1週間分まとめて買って冷凍する」買い物のルール化
そんな女性が本気で家計の見直しを決意した直接の理由は、将来を見据えたライフプランへの意識でした。
「今後、家を買ったり子どもが生まれたりするなどライフステージの変化がまだあると考え、本気で家計を見直そうと考えた」
この先も続く大きな出費に備えるため、女性はすぐに具体的な行動を起こします。まずはサブスクリプションサービス(サブスク)の整理を中心とした固定費の見直しを実施しました。さらに、日々の買い物のルールも一新しました。
「1週間分の食材をまとめ買いして冷凍するという買い物のルール化を行いました」
その結果、毎月1万~2万円多く貯金に回せるようになったそうです。
もしもあのとき、本気で家計を見直していなかったらどうなっていたかと尋ねると、「サブスクなどの“チリツモ”の出費でも、少しずつ貯金が減ってしまっていたと思う」と女性は話します。
メリハリのあるお金の使い方をして、楽しい暮らしを
見直しを経て、現在の女性は毎月3万~4万円をしっかりと貯蓄に回せるようになり、家計の健全化を維持しています。
この経験を踏まえたうえで、今後はどのような家計や暮らしを目指していきたいか聞きました。
「メリハリのあるお金の使い方をして、楽しい暮らしをしていきたい。老後のお金も意識して貯めていきたい」
新婚時のまとまった出費への恐怖をきっかけに、日々の無駄を見直した女性。削るべきところをルール化できているからこそ、新婚旅行などの「楽しい暮らし」を妥協せず、将来への蓄えとも両立する、前向きなやりくりを続けています。
<調査概要>
本気で家計を見直した瞬間に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施期間:2026年5月27日~28日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:50人、女性:147人、回答しない:2人、その他:1人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






