
物価高が続いており、2026年8月に値上がりした飲食料品は2300品目を超えました。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、兵庫県に住む47歳女性の節約テクを紹介します。
いろいろなレシピがあって料理も楽しい
【回答者プロフィール】
・年齢:47歳
・家族構成:既婚(子あり)
・世帯人数:3人
・職業:専業主婦
・世帯年収:780万円
・貯蓄額:500万円
【1カ月の主な支出内訳】
・住居費:6万円(間取り一軒家)
・食費:7万5000円
・交際費:1万円
・電気代:4000円
・ガス代:1万4000円
・水道代:9000円
・通信費:7000円
・車の維持費:2000円
・毎月貯蓄に回している額:15万円
物価高の影響を聞くと、「とても感じる」とのことで、1年前と比べて1カ月当たりの食費は5000円以上ほど増えたといいます。特に困っているのは調味料です。
「調味料は、1個当たりの価格が高いので、なくなるものが重なると数千円の支払いが増えるから」
では、どのように対応しているのでしょうか。食費を抑えるための工夫は至ってシンプルです。
「コストコや業務スーパーでは、メモを見ながら必要なものだけを買い足すようにしています。そのおかげで、使わないものを買わなくなり、きちんと使い切れるようになって、結果的に節約につながっています。以前は、食材や調味料を腐らせたり、賞味期限が切れて捨ててしまったりすることも多かったのですが、この方法に変えてから無駄がなくなりました」
さらに活用しているのが「おから(パウダー)」。思っていた以上にボリュームが増えるので、節約にもつながっているそう。
「お好み焼きや和風ハンバーグを作るときに使っているのですが、お肉を使っていても、おからのおかげでしっかりかさ増しできて、本当にびっくりしました」
実際に、おからパウダーを使ってどんなレシピを作っているのか尋ねると、「おからハンバーグ、おから入りお好み焼き、おからシフォンケーキ、おからクッキーです。おからは、本当にいろいろなレシピがあるので、料理も楽しくなります」と教えてくれました。
疲れたときに買う“プチご褒美”
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「コストコで時々買う『寿司ファミリー盛り』です。あとは、コンビニでたまに買うアイスクリーム。外食は高くつくから、『寿司ファミリー盛り』はありがたいし、コンビニのスイーツも値段が高くなったけど、たまに買うご褒美です。自宅での食事作りがめんどくさいときや大掃除、整理整頓など、普段しないことをして疲れたときに買います」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間を忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「わが家は自宅でパンを焼くのですが、パンの材料は無添加の国産全粒粉と強力粉を使うようにしています。健康のために、ほかにもなるべく無添加のものを買うようにしています。健康のための投資を惜しまないようにしています。なので、節約といっても、食材を無駄にしないことしかできていません」
そして今後目指したい暮らしについては、「暮らしの質を下げたくはない。でも、ぜいたくをしたいわけではない。自分たちの身の丈にあった暮らしで、毎日を健康で楽しく気持ちよく過ごせたらいいなと思っています」と教えてくれました。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






