
物価高が続く中、周りはどんなふうに家計を管理しているのか気になる人は少なくないでしょう。
All About編集部は全国10~60代の250人を対象に「物価高で削った支出・譲れない支出」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、東京都に住む28歳女性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール
【東京都在住28歳女性、収入状況と1カ月の主な出費内訳】
・家族構成:独身(子なし)
・雇用形態:正社員
・職業:営業事務
・年収:420万円
・貯蓄額:180万円
・住居費:7万2000円
・間取り:1K
・食費:3万5000円
・交際費:2万円
・電気代:6000円
・ガス代:4000円
・水道代:2500円
・通信費:8000円
・毎月貯蓄に回している額:5万円
真っ先に削った支出はファッション代と美容代
物価高によって家計は「やや影響を受けている(工夫や我慢が必要)」と回答した女性。「以前は気兼ねなく購入できていたスーパーの食材や日用品が、1~2割ほど値上がりしており、月の生活費がじわじわと増えています」と、その影響度合いを語ります。
そんな中、女性が家計を守るために“真っ先に削った支出”は「ファッション代と美容代」だといいます。「美容院へ行く頻度を落とすなど」して、月1万5000円ほど出費を抑えることができたそう。
「毎月のように新作をチェックしていたアパレルサイトのメルマガを解除し、衝動買いを物理的に防ぎました。また、美容院に行く頻度を2カ月に1回から3カ月に1回へ延ばし、その代わり自宅でのトリートメントを丁寧に行うことで、見た目のクオリティーを下げずにコストを削減しました」
まずファッション代と美容代から見直した理由は「食費や光熱費は、生活に直結するため極端に削るのが難しいですが、衣服は今あるもので着回すことが可能で、最も自分1人でコントロールしやすい支出だと思ったからです」とのこと。
その後、家計や暮らしにはどのような変化があったのでしょうか。
「クローゼットが整理され、手持ちの服を大切に着るようになったことで、朝のコーディネートに迷う時間が減りました。いつも同じ服だけど、同僚から『清潔感があってすてきだね』といわれるなど、頻繁に買い足さなくても工夫次第で印象は変わらないという手応えを感じています」
知識を蓄えて仕事の質を高めることが家計防衛
工夫して物価高から家計を防衛している女性ですが、一方で「これだけは譲れない」という支出があるといいます。それは「自己研さんのための書籍代とオンラインスクール代」です。
「今後のキャリアアップや年収増を目指す上で、スキルアップへの投資は削るべきではないと考えているからです。目先の数千円を節約するよりも、知識を蓄えて仕事の質を高めることが、長期的に見て最も効果的な家計防衛策になると信じているため、ここだけは予算を確保しています」
目先のことよりも長期的な展望で、家計のやりくりを考えている堅実な女性の姿勢が垣間見えます。
最後に、今後も物価や社会情勢の変化が予想される中、どのような家計や暮らしを目指していきたいか聞きました。
「将来の増税や物価高に備え、単なる節約だけでなく稼ぐ力も高めていけるような、攻守のバランスが取れた家計を目指したいです。無理な我慢で生活の質を落とすのではなく、固定費の最適化と賢い投資を継続し、変化の激しい社会情勢の中でも自分らしく心豊かに暮らせる基盤を作っていきたいです」
<調査概要>
物価高で削った支出・譲れない支出に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月8日
調査対象:全国10~60代の250人(男性:75人、女性:174人、回答しない:1人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






