長野の観光・旅行/長野の四季・イベント

桜守と行く信州飯田下伊那の名桜巡り(2ページ目)

飯田下伊那桜は、樹齢300年を越える巨木・古木の名桜が10本以上もあります。見頃時期は場所を変え一ヶ月に渡るので、”案内人『桜守』巡る旅”というプランを利用され名木巡りをしてみませんか。

執筆者:森 俊二

飯田市の桜の古木・名木

愛宕稲荷神社の清秀桜(せいしゅうさくら)

飯田市では一番古い桜!樹齢750年の愛宕神社の古木!今年の見頃の目安は4/8~4/14。
右掲の写真は、飯田市愛宕稲荷神社のある樹齢750年の『清秀桜(せいしゅうさくら)』と呼ぶエドヒガンザクラの古木。

健保年間(1212-1218)、飯坂城(愛宕城)跡地に地蔵寺が建てられ、仁治元年(1240)に、清秀法印が植えたと伝えられ、今日に至っているという桜だ。

樹高は約8mで、枝が6mほどのびて広がっている。根回りは約7m、目通りは約6mもあるが、木の中心から木質部は 腐食してしまっている。内皮が僅かに残り、生命を保っているのだ。このような状態にも拘わらず、今でも毎年花の色が濃いのが特徴の美しい花を咲かせている。この桜、飯田市では一番古い桜で、市指定天然記念物になっている由緒ある桜なのだ。

美博の安富桜

美博の安富桜( 種類:エドヒガンザクラ・樹齢:推定350年・目通り周囲:5.4m・樹高:20m)・今年の見頃の目安は4/8~4/1。
飯田(長姫藩)城二の丸跡に建つ、飯田市美術博物館の前庭に咲くこのエドヒガンザクラ。こちらは長野県指定の天然記念物である。

幹と根張りが雄々しく、均整のとれた樹形は、県の天然記念物に指定されているのはさもありなんと思わせる見事な風格のある巨木である。

俗に安富桜と呼ばれるのは、この桜のある地が飯田城主代々の家老安富氏の邸宅址であったことによる。また、飯田市美術博物館の前庭にあることから、美博の安富桜ともいう。飯田城主堀親昌入部寛文12年(1672)の時、植樹されたものと推定される。

その他の飯田市の名桜

ライトアップされた専照寺の枝垂れ桜の写真:飯田市伝馬町・専照寺境内にある「枝垂れ桜」・樹齢約四百年。今年の見頃の目安は4/8~4/14;飯田市役所観光課提供
  合同庁舎の彼岸桜
 (追手町県合同庁舎東側)樹齢約四百年
  専照寺のしだれ桜 樹齢約四百年
 (伝馬町二丁目専照寺境内)
  正永寺のしだれ桜
 (江戸町正永寺境内)樹齢約四百年 見頃:4/8~4/14
  黄梅院のしだれ桜
 (江戸町黄梅院境内)樹齢約四百年
  高松・御薬師のしだれ桜
 (高松病院裏)樹齢約四百年
  川路の糸桜
 (川路三区国道左側)樹齢約三百年
  下久堅三石のしだれ桜
 (三石集会場前)樹齢約三百年 見頃:4/6~4/12
  阿弥陀寺のしだれ桜(三分阿弥陀寺境内)樹齢約三百年 見頃:4/10~4/16
 旧座光寺小学校のしだれ桜・樹齢約三百年 見頃:4/8~4/14
  江戸浜の彼岸桜(加賀沢橋南側)樹齢約二百年


・平成19年版:07/03/21
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます