日本学生支援機構の調査によると、大学生のおよそ2人に1人が何らかの奨学金を利用していると言います。All Aboutが実施している「奨学金の返済に関するアンケート」から、岩手県在住44歳男性のケースをご紹介します。
投稿者プロフィール

ペンネーム:野良黒
年齢・性別:44歳・男性
同居家族構成:本人のみ
居住地:岩手県
住居形態:持ち家(戸建て)
職業:自営業・自由業
年収:150万円
金融資産:現預金15万円、リスク資産1100万円
「就職氷河期で希望の職に就けず。月2万円の返済は負担だった」
大学進学のために奨学金を利用したという野良黒さん。借入総額は「200万円」で、種類は「日本学生支援機構(第一種・無利子)」。毎月2万円を返済し、30歳で完済したと言います。
奨学金を借りた理由について「家に経済的な余裕がなく、また当時は平成の大不況で親の年収が低下していて、親に学費を出す余力がなかったのでやむを得ず奨学金を借りた」とのこと。
毎月の返済は生活に「まあまあ影響していた」そう。「大学を卒業した当時は就職氷河期で、希望する会社に就職することができず、初任給も今よりずっと少なかった。そんな状況で月2万円の返済は困難ではなかったものの、家計がギリギリで負担感があった」と振り返ります。
「高級レストランを諦めた情けなさは今も覚えている」
返済中に最も印象に残っている出来事として、「恋人との関係には少なからず影響した。付き合っていた彼女と休日に高価なレストランで食事するのを諦めた。とても苦々しく情けない気持ちになったのは今でも覚えている」と野良黒さん。
そうした経験もあり、完済時は「肩の荷が下りて一気に気持ちが楽になった、重いものから解放された感覚になった」とのこと。完済まで「とにかくコツコツ地道に返済した。家計の管理をしっかり行い、毎月の黒字を維持する、無駄遣いしない、買い物は計画的に行って、安定的に返済の原資を確保した」と語ります。
それでも、奨学金は「借りてよかった」と野良黒さん。「奨学金がなければ大学進学を諦めていた。奨学金についてはネガティブな意見や報道が散見されるが、経済的な余裕がなくても進学を諦めなくてよい制度。デメリットばかりでなくメリットもちゃんと紹介してほしい」とコメントしていました。
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