日本学生支援機構の調査によると、大学生のおよそ2人に1人が何らかの奨学金を利用していると言います。All Aboutが実施している「奨学金の返済に関するアンケート」から、神奈川県在住37歳女性のケースをご紹介します。
投稿者プロフィール

ペンネーム:らめ
年齢・性別:37歳・女性
同居家族構成:本人、夫(39歳)、長男(4歳)
居住地:神奈川県
住居形態:持ち家(戸建て)
職業:専業主婦
世帯年収:810万円
金融資産:現預金400万円、リスク資産70万円
兄弟と在学期間が重なり大学の奨学金240万円を借り入れ
「大学」で奨学金を利用したというらめさん。借入総額は「240万円」で、種類は「日本学生支援機構(第二種・有利子)」。毎月2万円を返済し、29歳で完済したと言います。
奨学金を借りた理由について「兄弟と在学期間が重なり共に1人暮らしをしていた。親が授業料を賄うので精いっぱいだったから」とらめさん。返済は生活に「まあまあ影響している」と回答し、「結婚の話が出たときに、奨学金が残った状態だと結婚生活に影響が出ると思い貯金で完済したため。年齢の割に貯蓄額が少なくなり不安だった」と話します。
「適当な理由を作って誘いを断らなければいけないのがむなしかった」
返済中に最も印象に残っている出来事として、「1人暮らしをしながら毎月の返済を行っていると、家賃や光熱費などの固定費とともに奨学金の支払いが合わさり、給料の半分程度が消えてしまう。友人とのランチや飲みに割けるお金が少なく、適当な理由を作って誘いを断らなければいけないのがむなしかった」とらめさん。
人間関係への影響について「奨学金なしに進学したお金の苦労をしたことがない人と交際すると、一緒にいるのがしんどいと思うことがあった。教育や奨学金に関わる価値観が180度違うから」と明かします。
完済時は「ようやく長い借金漬け生活から解放された気分だった。マイナスがないだけで、こんなに心に余裕が持てるのかと驚いた。自分へのご褒美も買えるようになった」と振り返ります。
奨学金を借りてよかったかという問いには「後悔している」と回答。「給料が右肩上がりに増えていく時代ではないため、本当に返し切れるのか不安が募り、給料アップのための転職にすら不安で負けそうになった」と語ります。返済経験を通じて「奨学金という名の体のいい借金なので、社会に出たばかりの若者が背負うには、精神的にも経済的にも負担が大きすぎる。給付型が増えればいいと考えるようになった」と語られていました。
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