物価高が続いており、帝国データバンクの調査によれば、2026年9月に値上がりする飲食料品は4000品目を超える見込みです。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、愛知県に住む26歳男性の節約テクを紹介します。
「冷凍保存を活用して食材を無駄にしない」
【回答者プロフィール】
・年齢:26歳
・家族構成:既婚(子なし)
・世帯人数:2人
・雇用形態:正社員
・職業:製造業
・世帯年収:650万円
・貯蓄額:300万円
物価高の影響を聞くと、「とても感じる」とのことで、1年前と比べて1カ月当たりの食費は3000~4000円ほど増えたといいます。食費を抑えるためにどのような工夫をしているのでしょうか。
「特売日にまとめ買いをしたり、冷凍保存を活用して食材を無駄にしないようにしたりしています。外食やコンビニを減らして、自炊を増やすことも食費を抑えるために意識しています」
この工夫で月に2000~3000円ほど節約になるといいます。
さらに活用しているのが「鶏むね肉、もやし、豆腐、冷凍うどん」。比較的安くて量もあるとのこと。
「いろいろな料理に使いやすく、物価高の中でも食費を抑えやすい食材だと思います」
実際に、鶏むね肉やもやしなどを使ってどんな料理を作っているのか尋ねると、「鶏むね肉ともやしを炒めて、焼肉のたれやポン酢で味付けする簡単炒めをよく作ります。安く作れてボリュームもあり、豆腐を入れるとさらに満足感が出るのでお気に入りです」と教えてくれました。
特別感があって気分転換にもなる“プチご褒美”
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「少し高めのコンビニスイーツや焼肉用のお肉です。仕事や家事を頑張った日の帰りに、今日はちょっと自分を甘やかしたいなと思って買うことが多いです。普段は節約を意識している分、少しぜいたくをすることで気分転換になって、また頑張ろうと前向きな気持ちになれます」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない男性には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「物価が上がっても、食事の満足感や健康を極端に削る節約はしないようにしたいです。安さだけで選ぶのではなく、栄養バランスや家族で楽しく食べられる時間も大切にしたいと思っています。今後はまとめ買いや冷凍保存をさらに活用しながら、無駄なく上手に食費を管理していきたいです」
そして今後目指したい暮らしについては、「無理に我慢し過ぎる節約ではなく、必要なところにはしっかりお金を使いながら、将来のための貯金や投資も続けられる安定した家計を目指したいです。日々の暮らしでは、心に余裕を持ちながら、家族と安心して過ごせる生活を大切にしていきたいと思っています」と教えてくれました。
特売日や食材の保存方法などの工夫でやりくりしている男性。しかし、自身の許容範囲を認識していて、健やかな心身を大切にしています。何が大切であるかを自覚していることが、物価高騰の時代には必要なのかもしれません。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。
<参考>
帝国データバンク「『食品主要195社』価格改定動向調査― 2026年8月」






