
物価高が続いており、2026年8月に値上がりした飲食料品は2300品目を超えました。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、大阪府に住む43歳女性の節約テクを紹介します。
近隣のスーパーを3軒回り……
【回答者プロフィール】
・年齢:43歳
・家族構成:既婚(子なし)
・世帯人数:2人
・職業:専業主婦
・世帯年収:650万円
・貯蓄額:400万円
【1カ月の主な支出内訳】
・家賃:10万円(間取り2LDK)
・食費:5万円
・交際費:5000円
・電気代:2万円
・ガス代:5000円
・水道代:3000円
・通信費:1万3000円
・車の維持費:1万2000円
・毎月貯蓄に回している額:5万円
物価高の影響を聞くと、「とても感じる」とのことで、1年前と比べて1カ月当たりの食費は5000円以上増えたといいます。特に困っているのはコーヒー豆です。
「コーヒーは嗜好品なので生きていくために必須の食材ではないが、1杯のおいしいコーヒーで癒しを得ることができ、今まではお手軽で1番のリラックスの手段でした。それが高価になったことで、そのたった一杯の時間もなくなってしまい、生きていく中でこういう時間が減ることが一番心がすさみます」
では、どのように対応しているのでしょうか。食費を抑えるための工夫は至ってシンプルです。
「近隣のスーパーを3軒回り、1番安いところで、1番安いものを買うようにしています。肉類は、特売でまとめ買いし冷凍保存。野菜はなるべく旬の野菜を使って調理する」
この工夫で月に5000円以上節約になるといいます。
さらに活用しているのが「もやしと豆腐」。常に一定の価格で購入できるとのこと。
「もやしと豆腐はサラダにもおかずにも使えます」
実際に、もやしと豆腐を使ってどんなレシピを作っているのか尋ねると、「豆もやしのナムルは、レンジで火を通したもやしを、ごま油と一味唐辛子と塩であえます。麻婆豆腐は、少しのひき肉と、ネギ、生姜、みそ、豆板醤をよく炒めて、豆腐を崩さず加え、フライパンで豆腐を崩しながら炒め、水溶き片栗粉でとろみをつけます。豆腐の代わりにもやしで作ってもおいしいです」と教えてくれました。
自分で行かず、主人に買ってきてもらう
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「月に1度日曜日に、自分で行かず、主人に買ってきてもらう、朝マックのパンケーキとソーセージエッグマフィンとホットコーヒーです。毎朝特売に行き、食費は抑えながらも、3品はおかずを用意するように工夫しているので、月に1度日曜日の朝起きる時間を気にせずに眠れて、起きたら朝ごはんが用意されているのは、ものすごくホッとするし至福の瞬間なのです」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「どんなに物価高になったとしても、炭水化物だけでおなかを膨らませたりせず、量を減らしても質のいい食事を続ける」
今後目指したい暮らしについては、「買い物に行ってレシートを見るたびにため息をつくような暮らしは、もううんざりなので、願わくば無理のない家計のやりくりの範囲内で圧迫感のない暮らしを送りたいです」と教えてくれました。
やりくりして、おかず3品を作ることを怠らず、質のいい食事を心掛けている女性。この地道な努力の積み重ねが、物価高の時代を乗り切るために必要なのかもしれません。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






