
物価高が続いており、2026年8月に値上がりした飲食料品は2300品目を超えました。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、神奈川県に住む37歳女性の節約テクを紹介します。
保存できるものはなるべくまとめ買い
【回答者プロフィール】
・年齢:37歳
・家族構成:既婚(子あり)
・世帯人数:3人
・職業:専業主婦
・世帯年収:810万円
・貯蓄額:620万円
【1カ月の主な支出内訳】
・家賃:11万円(間取り3LDK)
・食費:8万円
・交際費:2万円
・電気代:1万8000円
・ガス代:0円
・水道代:7000円
・通信費:1万1000円
・車の維持費:2万8000円
・毎月貯蓄に回している額:6万円
物価高の影響を聞くと、「とても感じる」とのことで、1年前と比べて1カ月当たりの食費は5000円以上増えたといいます。特に困っているのはみそ、パン、カレールー、インスタントラーメンです。
「パンやみそなど、毎日のように使う食材が値上がりすると、使用頻度を落とせないため、負担が大きい」
では、どのように対応しているのでしょうか。食費を抑えるための工夫は至ってシンプルです。
「スーパーの開店時や値引きシールが貼られる時間を狙って店へ行き、保存できるものはなるべくまとめ買いしています」
この工夫で月に2000円から3000円ほど節約になるといいます。
さらに活用しているのが「春雨」。物価高の影響を受けにくいとのこと。
「乾物なので日持ちして、和物などの料理から煮物のボリュームを出すのにも使えます」
実際に、春雨を使ってどんなレシピを作っているのか尋ねると、「中華風和物やチャプチェ、春巻きにします。八宝菜や麻婆豆腐などの残り物に入れると、しっかり水分を吸ってとどめてくれて、春巻きの具にすると、残り物がうまく活用できます」と教えてくれました。
贅沢気分が味わえる“プチご褒美”
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「カルビ丼。味付けカルビを値引きされたときに買っておいて冷凍しておきます。誰もいない日のお昼にお肉をぎっしり乗せて食べると、贅沢気分が味わえます。家族で焼き肉をすると、肉が大量に必要で費用もかさむが、スーパーの焼肉用パックならそれほど値段は張らず、半額になると豚肉と変わらない値段になるため、お得感が高いです」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「お米だけは、おいしいものを買うようにしています。ブレンド米であっても、新しく評判のいいものを選び、安さだけで飛びつかないようにしています」
今後目指したい暮らしについては、「普段は堅実に節約しながら、外食や旅行時に思い切って贅沢。ストレスをためないように、自分には時々プチ贅沢で気分を癒やす」と教えてくれました。
食材の価格を細やかに把握し、特に主食のお米の味はこだわっている女性。メリハリのある工夫が、物価高の時代を乗り切るために必要なのかもしれません。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






