現役時代と比べて、老後になって増えてくるのが自由な時間。今ならゆっくりと旅を楽しめると感じる一方で、シニアは体力や費用、持ち物の心配もありますよね。
では、実際にシニア世代はどのように旅行を楽しんでいるのでしょうか。シニアがシニアにおすすめする旅行先はどこ? All Aboutが実施したアンケート調査から、シニアの旅のエピソードをご紹介します。
回答者プロフィール

ペンネーム:sigezou
年齢・性別:67歳・男性
同居家族構成:本人、妻(62歳)
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:広島県
現在の現預金:900万円、リスク資産:400万円
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):7万円
老齢厚生年金(厚生年金):15万6000円(加給年金込み)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):企業年金31万2000円(年額)
年金以外の収入:不明
配偶者の収入:個人年金保険60万円(年額、70歳まで10年間)
ひと月の支出:30万円
「行ってよかったシニアの旅先は奈良旅行」
現役引退後は「1年に1回程度、夫婦ふたり旅」をすることが多いというsigezouさん。
シニアになって行ってよかった旅先は、「2026年1月に妻」と訪れた「1泊の奈良旅行」だそう。
これまでに「関西方面は何10回も行っていますが、奈良は2人とも生まれて初めて訪れる場所でした。なので、見るもの全てが新鮮で驚きに満ちた旅になりました。特に初めて実物を見た東大寺の大仏は、大仏殿も含めてその巨大さと荘厳さに圧倒されました」と旅の思い出を振り返ります。
奈良を訪れるなら「近鉄特急の利用がおすすめ。近鉄特急『ひのとり号』は、奮発してプレミアムシートを予約しましたが、想像以上に豪華な列車で大満足でした。観光は奈良公園付近に絞れば、徒歩のみで十分可能。ただし循環バス等を利用すればとても便利に回れます」とsigezouさん。
なお旅行にかかった費用は、夫婦合わせて「広島-新大阪間の新幹線往復3万5000円、近鉄往復4000円、そのほかの交通費4000円程度、食費1万2000円、宿泊費2万円、そのほか雑費3万円程度」の合計10万5000円ほどだったとあります。
「わが家では、旅行前に1分刻みの予定表を作成します」
年金生活における旅費のやりくりについては「身体が動かなくなるまでは、多少金銭的に無理をしても旅行にはなるべく多く行きたいと考えています。そのために日常生活で倹約をするのは仕方のないことです」とのこと。
シニア旅行で苦労したことについては、「夫婦ともまだそれほど老化はしていませんが、やはり長距離を歩いたりするのは体力的に負担があるので、無理なスケジュールは組まないようにしています。それでも神社等の階段が想定外に多かったりして、途中で歩けなくなったこともありました」と振り返ります。
最後に、これから旅行を計画しているシニア世代に向けて、よりよい旅にするためには「とにかく、時間的にも行程的にも無理なスケジュールを組まないことが大切です。場所によっては自家用車やレンタカー利用もおすすめですが、案外、公共交通機関を利用してゆっくりのんびりと旅を楽しむのもよいかと思います」とアドバイス。
そのためには「情報をできる限り集めて綿密な計画を立てることが必須です。自分たちはいつも事前に予定表を作成しますが、それには1分刻みの細かいスケジュールを書いております。もちろんその通りにはなりませんが」と話しておられました。
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