
物価高が続いており、2026年7月に値上がりした飲食料品は2500品目を超えました。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、宮城県に住む38歳女性の節約テクを紹介します。
食品ロス=お金を捨てる、と考えて……
【回答者プロフィール】
・年齢:38歳
・家族構成:既婚(子あり)
・世帯人数:3人
・職業:専業主婦
・世帯年収:380万円
・貯蓄額:0円
【1カ月の主な支出内訳】
・家賃:8万円(間取り一軒家)
・食費:6万円
・交際費:1万円
・電気代:5000円
・ガス代:0円(オール電化のため)
・水道代:4000円
・通信費:5500円
・車の維持費:8000円(ガソリン代)
・毎月貯蓄に回している額:0円
物価高の影響を聞くと、「とても感じる」とのことで、1年前と比べて1カ月当たりの食費は5000円以上ほど増えたといいます。特に困っているのは子どものおやつ、インスタント食品、肉、野菜、魚です。
「子どものおやつは少し減らしています。大袋を使うなどできる限りのことをしますが、肉、野菜、魚は必ず買わないといけないもので代替えができません。娘の栄養を考えて、バランス良く食べさせると思うと食費の圧迫はすごいです。料理を毎日毎食手作りをしているのですが、疲れているときや体調不良のときにインスタントラーメンやレトルト食品ですませたくても、値段が高過ぎて買えない」といいます。
では、どのように対応しているのでしょうか。食費を抑えるための工夫は至ってシンプルです。
「大袋や大パックなどをまとめ買いして、冷凍できる肉や魚は一回分ずつ小分けにして保存しています。『食品ロス=お金を捨てる』と考えて、腐らないうちに食べきるようにしています」
この工夫で月に1000円から2000円ほど節約になるといいます。
さらに活用しているのが「豆腐、もやし、納豆、キャベツ」。
「メイン料理、副菜にも使い回しができるし、納豆はご飯にかけたりチャーハンに入れるだけで簡単に済ませられます」
実際に、もやしなどを使ってどんなレシピを作っているのか尋ねると、「もやしのナムルを作ります。もやしをレンジを使って火を通して、出てきた水を捨てる。鶏ガラ、こしょう、胡麻油、にんにく(チューブでもOK)、お好みでお酢を入れてあえるだけ」と教えてくれました。
落ち込んだときも、うれしいときも“プチご褒美”
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「コンビニのおにぎりやパン、お総菜やお弁当類です。このほか、ケーキ屋で売ってる1つ200円未満のチョコレートや焼き菓子類も。気分が落ち込んだり、やる気がなかったりするとき……、ほかにも、疲れているとき、逆に子どもが運動会など何か頑張ったときに買います」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「食品ロスや、使いきる前に捨てることは、お金と料理をした時間を捨てるのと同じことと考えて、食べきれる量を考えて、腐る前に使いきることを心掛けています」
今後目指したい暮らしについては、「貯蓄に回せるお金を作りたいし、子どもにバランスのいい食事を食べてもらいたいと思っています。今後、AIなどを駆使して無駄を減らしたいと考えています」と教えてくれました。
子どもには、極力よいものを食べさせたいという願いとは裏腹に、子どものおやつを少し減らさなければならない現状。この現実に向かうポジティブな姿勢が、物価高騰の時代を乗り切るのに大切なのかもしれません。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






