金利の上昇を背景に、安全性と利回りの両立を求める方が増えています。中でも注目されているのが、元本保証のある「個人向け国債」と「定期預金」です。個人向け国債の中で人気なのが、金利上昇に合わせて利息の受取額も増える「変動10年」です。
今回は、個人向け国債「変動10年」とネット定期預金に50万円を預けた場合、1年後の利息はどのくらい違うのかを比較してみましょう※金利は2026年5月時点。

個人向け国債・変動10年:1年後の税引き後利息は「約6654円」
個人向け国債・変動10年(金利1.67%/年)を50万円購入した場合、1年後にもらえる利息は以下のとおりです。なお、変動10年は半年ごとに金利が見直されますが、今回は1年間、同じ金利水準だったと仮定して計算します。実際の利息は半年ごとにもらえます。
・1年後の受取利息(税引前):約8350円
・1年後の受取利息(税引後):約6654円
受け取った利息からは、20.315%の税金が差し引かれます。
ネット銀行の定期預金:1年後の税引き後利息は「約5197円」
2026年5月時点で、ネット銀行の中でもトップクラスの高金利を打ち出しているのが、大光銀行えちご大花火支店です。インターネット専用の「正三尺玉定期預金」を活用した場合のシミュレーションを見てみましょう。
【大光銀行えちご大花火支店「正三尺玉定期預金」の条件(2026年5月時点)】
・金利:年1.3%(半年複利型・1年もの)
・預入額:1万円以上100万円まで(1円単位)
・対象者:えちご大花火支店に口座を持つ個人の方
この1年定期預金に50万円を預け入れた場合の、満期時(1年後)の利息は以下のとおりです。
・1年後の受取利息(税引前):約6521円
・1年後の受取利息(税引後):約5197円
こちらも同様に、利息から税率20.315%が差し引かれますが、1年という短期間で確実に好金利を享受できます。
参照:えちご大花火支店の商品ご案内 えちご大花火支店の商品・サービス えちご大花火支店 大光銀行
金利上昇局面で「変動」や「短期定期」を選ぶべき理由
50万円を1年間預けた場合の税引き後利息を比較すると、個人向け国債(変動10年)が約6654円、ネット銀行(1年定期)が約5197円となり、その差は「約1457円」個人向け国債が多くなる計算です。
金利が右肩上がりの時期は、長期間お金を固定してしまうと、さらに金利が上がった際に「もっと高い金利」に乗り換えるのが難しくなります。こうした時期に、変動金利の国債や短期の定期預金であれば、安心して預けておけます。おすすめする理由を2つ、以下にまとめました。
●おすすめする理由1:「次の上昇」を逃さない機動力
定期預金は、預け入れた時点の金利が満期まで固定されます。もし5年定期に預けた翌月に金利がさらに上がったとしてもそのまま。その点、個人向け国債(変動10年)なら半年ごとに金利が見直され、世の中の動きに追随します。
また、6カ月~1年程度の短期の定期預金であれば、すぐに満期が来るため、その都度より高い金利の預け先へ柔軟に乗り換えられます。
●おすすめする理由2:中途解約のストレスがない
高金利な定期預金は「一定期間動かさない」ことが条件です。途中で解約すると「中途解約利率」が適用され、利息が大幅に削られてしまいます。1年程度の短期定期預金や、1年たてばいつでも1万円単位で中途換金できる個人向け国債なら、比較的柔軟に対応しやすいといえます。
利回りの高さと金利追随性を狙って「変動10年」をじっくり持つか、1年スパンで確実にお金を回しながら次の高金利チャンスを待つか。ご自身の資金の「使い道」に合わせて、賢く選びましょう。







