2026年5月14日から募集開始した個人向け国債・固定5年(第182回債)の金利は「1.89%」です。今回は、個人向け国債・固定5年を100万円購入した場合、半年後に受け取る利息はいくらになるのか解説します。

個人向け国債・固定5年を「金利1.89%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?
個人向け国債・固定5年(金利1.89%/年)を100万円購入した場合の6カ月後の利息を計算してみましょう。
【半年後にもらえる利息】
・100万円×1.89%×1/2(半年間であるため)=9450円
実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「1919円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税および復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。
そのため、個人向け国債・固定5年を100万円購入すると、半年後にもらえる税引き後の利息は「9450円-1919円=7531円」となります。
投資初心者こそ注目したい、個人向け国債「固定5年」の3つの特長
個人向け国債には、「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類があります。
今回ご紹介する「固定5年」は、5年間、金利が変わらない固定金利型の国債です。購入時に決まった利率が満期まで続くため、「将来利息をいくら受け取れるか」を予測できます。
2026年5月募集分の金利は、以下のように設定されました。
・変動10年:年1.67%(初回適用利率)
・固定5年:年1.89%
・固定3年:年1.57%
今回の募集では、「固定5年」が3種類の中で最も高い金利となっています。
では、個人向け国債について、固定5年の特長を通して見ていきましょう。
●特長1:国が守る安心感と「1万円からの手軽さ」
大きなメリットとして、国が元本と利息の支払いを保証している点が挙げられます。そうはいっても絶対安全とは言い切れるものではありませんが、株式や投資信託のように価格変動で大きく元本が上下しにくく、「値動きが怖い」という初心者でも始めやすい商品といえます。1万円から購入できるため、「まずは少額から始めたい」という方にも向いています。
●特長2:1年たてば中途換金できる柔軟さ
「5年間ずっと引き出せないの?」と不安に思う方もいるかもしれません。個人向け国債は、購入から1年経過すれば、中途換金(売却)が可能です。1万円単位で換金できるため、急な出費にも対応しやすい仕組みになっています。
換金時には、直前2回分の利息(税引前)相当額×0.79685が差し引かれますが、元本そのものが減るわけではありません。また、換金申請から受け取りまで比較的短期間で進むため、「いざというときに現金化しやすい」のも安心材料です。
なお、大規模災害の被災時や、保有者が亡くなった場合には、1年未満でも換金できる特例があります。
●特長3:「5年後に使うお金」の置き場所として使いやすい
固定5年は、「将来使う予定があるお金」を置いておく先として使いやすい商品です。
例えば、
・数年後の旅行資金
・車の買い替え費用
・自宅の修繕費
・子どもの進学資金
など、「使う時期がある程度決まっているお金」に向いています。
固定金利なので、満期まで受け取れる利息が変わらず、「5年後にいくらになるか」をイメージしやすい点もメリットです。
銀行、証券会社、ゆうちょ銀行など全国の取扱金融機関で購入可能です。2026年5月時点では、財務省が発表している全国約876カ所の金融機関で取り扱っています。
確定利回りを味方に家計を整えよう
個人向け国債「固定5年」は以下の特長があります。
・国が支える安心感
・1万円から始められる手軽さ
・受け取り利息の予測しやすさ
「大きく増やす」よりも、「まずは資産を安定的に持っておきたい」という方に向いています。
ゴールデンウイークも終わり少し気分が落ち着く今の時期は、家計の見直しや資産管理のルールを決めるのに適したタイミングです。将来のライフイベントを思い描きながら、大切なお金の振り分け先として「固定5年」を検討してみましょう。







